37PM135|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第37回午後・問111〜136
消化管機能が保たれている重症外傷患者である。受傷後2 日目から経腸栄養法を開始した。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
消化管が使える重症外傷患者に、受傷2日目から始めた経腸栄養の内容として「誤っているもの」を選ぶ問題です。投与ルート・栄養剤・投与量・投与速度・血糖目標の適否を判断します。
解説
消化管が使える重症患者では、早期(おおむね48時間以内)の経腸栄養開始が勧められます。
投与ルートは、まず簡便な経鼻胃管を選ぶのが一般的です。栄養剤は消化機能が保たれていれば半消化態栄養剤を用います。
投与エネルギーの目標は25から30kcal/kg標準体重/日が目安です。
重要なのは投与速度です。開始時は下痢や嘔吐、誤嚥を防ぐため20から30mL/時程度からゆっくり始め、様子を見て増やします。いきなり200mL/時は速すぎて危険です。
重症患者の血糖は上がりやすく、180mg/dL以下を目標に管理します。
選択肢の確認
1.投与ルートは、経鼻胃管とする。
記述としては正しい。経腸栄養の開始時はまず経鼻胃管を選ぶのが一般的で、適切です。
2.経腸栄養剤は、半消化態栄養剤とする。
記述としては正しい。消化機能が保たれていれば半消化態栄養剤が第一選択で、適切です。
3.投与目標量は、25~30 kcal/kg 標準体重/日とする。
記述としては正しい。重症患者のエネルギー目標として妥当な範囲です。
4.開始時の投与速度は、200 mL/時とする。
正答。記述としては誤り。開始時は20から30mL/時程度からゆっくり始めます。200mL/時は速すぎ、下痢・嘔吐・誤嚥の原因になります。
5.血糖値の目標は、180 mg/dL 以下とする。
記述としては正しい。重症患者の血糖管理目標として妥当です。
覚えるポイント
- 消化管が使える重症患者は早期(48時間以内)経腸栄養
- 開始時の投与速度は20から30mL/時からゆっくり
- エネルギー目標25から30kcal/kg、血糖180mg/dL以下