37PM115|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第37回午後・問111〜136
医薬品が電解質に及ぼす影響の組合せである。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
医薬品が電解質に及ぼす影響の組合せとして、最も適当なものを選ぶ問題です。利尿薬やステロイドなどの電解質への作用が問われます。
解説
薬剤は電解質バランスに影響します。代表例を押さえます。
ステロイド(コルチゾールなど)はミネラルコルチコイド様作用により、ナトリウムを保持しカリウムの排泄を増やすため、血清カリウム値は低下します。
サイアザイド系利尿薬やループ利尿薬は、ナトリウムとカリウムの尿中排泄を増やします。ACE阻害薬はアルドステロンを抑えるため、血清カリウムは上昇しやすくなります。甘草(グリチルリチン)は偽アルドステロン症を起こし、低カリウム血症を招きます。
選択肢の確認
1.サイアザイド系利尿薬 ── 尿中ナトリウム排泄抑制
最も適当とはいえない。サイアザイド系はナトリウムの尿中排泄を増やします(排泄促進)。
2.ループ利尿薬 ── 尿中カリウム排泄抑制
最も適当とはいえない。ループ利尿薬はカリウムの尿中排泄を増やし、低カリウム血症を起こしやすいです。
3.アンジオテンシン変換酵素阻害薬 ── 血清カリウム値低下
最も適当とはいえない。ACE阻害薬はアルドステロンを抑え、血清カリウムを上昇させます。
4.甘草湯 ── 血清カリウム値上昇
最も適当とはいえない。甘草は偽アルドステロン症を起こし、血清カリウムを低下させます。
5.ステロイド内服薬(コルチゾール) ── 血清カリウム値低下
最も適当である。ミネラルコルチコイド様作用でカリウム排泄が増え、血清カリウム値は低下します。
覚えるポイント
- ステロイドや甘草は低カリウム血症を起こしやすい。
- ループ・サイアザイド系利尿薬はナトリウムとカリウムの排泄を増やす。
- ACE阻害薬・ARBは血清カリウムを上昇させやすい。