38PM102|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
栄養教育論第38回午後・問98〜110
定期健診で血糖値が高いと指摘され、気にしている社員から、「甘い物を控えたいが、職場の給湯コーナーにいつも菓子が置かれていて、つい食べ過ぎてしまう。」 と相談を受けた。認知行動療法を用いた効果的な支援として、最も適切なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
血糖高値を気にする社員の「職場に菓子があってつい食べ過ぎる」という相談に、認知行動療法の考え方で最も効果的な支援を選ぶ問題です。
解説
この相談は、環境(給湯コーナーに菓子がある)という刺激が過食を引き起こしています。認知行動療法では、行動を引き起こす環境(刺激)を変える刺激統制が有効です。菓子を置かないよう環境を整えることが根本的な対策になります。
選択肢の確認
1.給湯コーナーに菓子を置かないよう、部署で相談するように勧める。
最も適切。過食のきっかけである環境刺激を取り除く刺激統制であり、この状況に最も効果的です。
2.菓子を食べた時は、どれくらいの量を食べたか記録をつけるように勧める。
適切でない。セルフモニタリングも有用ですが、目の前にある菓子という刺激そのものは変わりません。
3.菓子を食べ過ぎずに、我慢できた時のことを思い出してもらう。
適切でない。過去の成功体験の想起は自己効力感の支援で、環境刺激への直接的対策にはなりません。
4.菓子を控えることにより検査値が改善された時の、自分の気持ちを想像してもらう。
適切でない。よい結果の想像は動機づけには役立ちますが、環境要因への具体的対処ではありません。
覚えるポイント
- 環境が引き金になる過食には刺激統制が有効。
- 認知行動療法は行動のきっかけと結果に着目する。
- 目の前の刺激を減らすことが最も直接的な対策。