38PM99|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
栄養教育論第38回午後・問98〜110
栄養教育では、人間の食行動に注目し、行動科学の理論やモデルを活用して、食行動がより良い方向に変容するように支援を行う。行動科学の理論やモデルを活用した支援として、最も適切なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
行動科学の理論やモデルを実際の栄養教育にどう活かすかを問う問題です。理論は対象者に合わせて使うのが基本です。
解説
行動変容を支援するには、対象者のライフステージ(年代や生活状況)と、変わろうとする準備性(ステージ)を見極め、その人に合った技法を選びます。知識を与えるだけ、自分の成功体験の押し付け、理論の全部盛りはいずれも対象者本位ではありません。
選択肢の確認
1.管理栄養士自身が過去に経験した成功事例と同じ方法で、栄養教育を行う。
適切でない。支援者個人の経験は他者に当てはまるとは限らず、理論的な根拠に基づく個別化がありません。
2.栄養素や食品に関する知識の習得を重要視して、栄養教育を行う。
適切でない。知識の付与だけでは行動変容につながりにくく、行動科学の活用とはいえません。
3.対象のライフステージと準備性に適した行動変容技法を用いて、栄養教育を行う。
最も適切。対象者の状況と準備性に合わせて技法を選ぶのが行動科学に基づく支援です。
4.行動科学の理論やモデルについて、それらの構成概念を全て用いることを優先して、栄養教育を行う。
適切でない。構成概念を全部使うこと自体が目的化しており、対象者に必要なものを選ぶ視点が欠けています。
覚えるポイント
- 理論は対象者に合わせて「選んで」使う。
- ライフステージと準備性(行動変容ステージ)の見極めが出発点。
- 知識偏重や理論の全部盛りは適切でない。