39AM20|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第39回午前・問17〜42
アミノ酸・糖質・脂質の代謝に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
アミノ酸・糖質・脂質の代謝について、反応や酵素が起こる場所・関与するビタミンを問う問題です。基礎的な代謝の知識が問われます。
解説
アミノ基転移反応の補酵素はビタミンB6(ピリドキサールリン酸、PLP)です。ビタミンB1はエネルギー代謝(糖質代謝)に関与します。
尿素回路は肝臓に存在します。アンモニアを尿素に変えて解毒します。
セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから合成される神経伝達物質です。
糖新生は細胞質とミトコンドリアにまたがる経路で、最終反応のグルコース6-リン酸の脱リン酸化には小胞体膜の酵素系も関わります。経路全体が小胞体だけで行われるわけではありません。
脂肪酸の合成は細胞質で行われます。ミトコンドリアで行われるのは脂肪酸の分解(β酸化)です。
選択肢の確認
1.ビタミンB1は、アミノ基転移反応の補酵素である。
誤り。アミノ基転移反応の補酵素はビタミンB6(PLP)です。
2.尿素回路は、腎臓に存在する。
誤り。尿素回路は肝臓に存在します。
3.セロトニンは、トリプトファンから合成される。
最も適当。セロトニンはトリプトファンから合成されます。
4.糖新生は、小胞体で行われる。
誤り。糖新生の反応は主に細胞質とミトコンドリアで進み、最終段階には小胞体も関与します。「小胞体で行われる」と一つの場所に限定するのは不正確です。
5.脂肪酸の合成は、ミトコンドリアで行われる。
誤り。脂肪酸合成は細胞質で行われ、ミトコンドリアでは分解(β酸化)が行われます。
覚えるポイント
- アミノ基転移反応の補酵素はビタミンB6(PLP)
- 尿素回路は肝臓、セロトニンはトリプトファンから合成
- 脂肪酸は合成が細胞質、分解(β酸化)がミトコンドリア