39AM19|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第39回午前・問17〜42
生体エネルギー源と代謝に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高エネルギー化合物と電子伝達系、脱共役たんぱく質の働きを問う問題です。
解説
ホスホエノールピルビン酸(PEP)は解糖系の中間体で、加水分解時に大きなエネルギーを放出する高エネルギー化合物です。
AMPは高エネルギーリン酸結合を持たず(ATPやADPと違う)、エネルギー貯蔵性は低いです。
電子伝達系はミトコンドリアの内膜にあり、最終的な電子受容体は酸素分子です。
脱共役たんぱく質(UCP)は、電子伝達系で生じたプロトン勾配をATP合成に使わず熱として放散するため、ATP合成を伴わず熱を産生します。
選択肢の確認
1.AMP は、分子内に高エネルギー結合をもつ。
誤り。AMPは高エネルギーリン酸結合を持ちません。
2.ホスホエノールピルビン酸は、高エネルギー化合物である。
最も適当。PEPは代表的な高エネルギー化合物です。
3.電子伝達系は、ミトコンドリアの外膜にある。
誤り。電子伝達系はミトコンドリア内膜にあります。
4.電子伝達系の電子受容体は、窒素分子である。
誤り。最終電子受容体は酸素分子です。
5.脱共役たんぱく質(UCP)による熱産生は、ATP の合成を伴う。
誤り。UCPはATP合成を伴わず熱を産生します。
覚えるポイント
- 高エネルギー化合物の例はATP、PEP、クレアチンリン酸など。
- 電子伝達系は内膜、最終電子受容体は酸素。
- UCPはATPを作らず熱を産生(脱共役)。