39AM73|第39回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第39回午前・問68〜81
空腹時と比べたときの食後の脂質代謝に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
食後(インスリン優位)の脂質代謝の変化を空腹時と比べて問う問題です。
解説
食後はインスリンの作用で脂肪の分解が抑えられ、脂肪細胞から血中への遊離脂肪酸の放出が抑制されます。
食後は小腸でキロミクロンの合成が盛んになります。
末梢のリポたんぱく質リパーゼはインスリンで活性化されます。
食後はエネルギーが十分あるため、骨格筋のβ酸化やケトン体産生は抑制されます。ケトン体を脳が使うのは飢餓時です。
選択肢の確認
1.小腸上皮細胞でキロミクロンの合成が抑制される。
誤り。食後はキロミクロン合成が促進されます。
2.末梢血管でリポたんぱく質リパーゼの活性が抑制される。
誤り。インスリンによりLPL活性は高まります。
3.骨格筋でβ酸化が亢進する。
誤り。食後はβ酸化が抑制されます。
4.脳でケトン体の利用が亢進する。
誤り。ケトン体利用の亢進は飢餓時です。
5.血中への遊離脂肪酸の放出が抑制される。
最も適当。食後は脂肪分解が抑えられ遊離脂肪酸の放出が減ります。
覚えるポイント
- 食後は脂肪分解抑制→遊離脂肪酸放出減少。
- キロミクロン合成・LPL活性は食後に亢進。
- β酸化・ケトン体利用は飢餓時に亢進。