40AM27|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第40回午前・問17〜42
消化器疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
代表的な消化器疾患の特徴を、正しく整理できているかが問われています。
解説
消化管の病気は「炎症性か機能性か」「良性か発がんに関わるか」で押さえると覚えやすいです。
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に慢性の炎症が続く病気です。炎症が長く続くと、粘膜の細胞が傷ついて修復を繰り返すため、大腸がんが発生しやすくなります。
過敏性腸症候群は「機能性」で、検査をしても炎症や腫瘍などの器質的な異常が見つからないのが特徴です。ここをひっかけてくる出題が多いので注意しましょう。
選択肢の確認
1.たんぱく漏出性胃腸症では、高アルブミン血症がみられる。
誤り。腸からたんぱく質(アルブミン)が漏れ出る病気なので、血液中は低アルブミン血症になります。
2.クローン病の発症は、高齢者に多い。
誤り。クローン病は10〜20歳代の若年者に多く発症します。
3.潰瘍性大腸炎は、大腸がんのリスク因子である。
最も適当。慢性の炎症が長く続くことで、大腸がんの発生リスクが高まります。
4.過敏性腸症候群は、器質的病変がある。
誤り。器質的な病変(炎症や腫瘍など)は認めない機能性の疾患です。
5.麻痺性イレウスでは、腸蠕動音が亢進する。
誤り。腸の動きが止まるため、腸蠕動音は減弱または消失します。
覚えるポイント
- 潰瘍性大腸炎は慢性炎症→大腸がんのリスク因子
- たんぱく漏出性胃腸症は低アルブミン血症
- 過敏性腸症候群は器質的病変のない機能性疾患