113AM024第113回 看護師国家試験 過去問

直流除細動器の使用目的はどれか。

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正解: 4

正答

4.洞調律の回復

この問題のポイント

直流除細動器は、心室細動や無脈性心室頻拍などの致死性不整脈に対して使用され、心筋の異常な電気活動を一時的に中断して正常な心拍リズムへと導くための装置です。その目的は、心の「洞結節」が主導して正常な心拍を再び生成することにあります。この点を正確に理解することが、患者の命を守るための基本的な知識です。

解説

直流除細動器は、異常な電気的興奮(再入興奮)を断ち切ることで、心筋全体を一時的に「リセット」します。その結果、心の活動が洞結節が主導する正常なリズム、すなわち「洞調律」へと戻ります。このプロセスは、心停止や命にかかわる不整脈に対して緊急的に実施されるため、正確な理解が看護師としての判断に不可欠です。ただし、心静止や無脈性電気活動では除細動が適応せず、その場合は胸骨圧迫とアドレナリン投与が優先されます。

選択肢の確認

1.血圧の上昇:除細動による直接的な作用ではない。血圧の改善は回復した心拍の結果として起こる副次的現象。
2.呼吸の促進:電気ショックは呼吸中枢を刺激しない。呼吸管理は別手段で行われる。
3.体温の上昇:通電による熱発生は極めて微小で、体温上昇の目的ではない。
4.洞調律の回復:正しい。除細動の目的は、異常な心拍を中断し、正常な心拍リズム(洞調律)へと復帰すること。

覚えるポイント

「除細動=異常な心拍を止めて、正常な心拍(洞調律)に戻す」を頭にいれて、患者の命を守るための最初の行動としての意義を常に意識しましょう。

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