44AM24|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
ヘモグロビンに最もよく吸収される光の波長[nm]はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、ヘモグロビンの光吸収特性が問われています。
ヘモグロビンは、近赤外光よりも可視光領域、とくに青緑色付近の光を強く吸収します。
選択肢の中では 500 nm が最もよく吸収される波長です。
解説
ヘモグロビンは血液中で酸素を運ぶ色素タンパク質です。色素であるため、特定の波長の光をよく吸収します。
可視光はおよそ 400〜700 nm の範囲です。
500 nm は可視光の中でも青緑色付近に相当します。
一方、700 nm 以上は赤色から近赤外の領域に入ります。近赤外光はヘモグロビンによる吸収が比較的少なく、生体内を透過しやすい性質があります。そのため、パルスオキシメータなどでは赤色光や近赤外光を利用して、組織を透過した光から酸素飽和度を推定します。
この問題では、「最もよく吸収される」波長を選ぶため、選択肢の中では 500 nm が最も適切です。
ひっかけポイント
パルスオキシメータでは赤色光や近赤外光を使うため、700 nm や 900 nm を選びたくなります。
しかし、この問題は「測定に使う波長」ではなく、「ヘモグロビンに最もよく吸収される波長」を聞いています。
選択肢の確認
1.500
正しい。
500 nm は可視光の青緑色付近で、ヘモグロビンに比較的強く吸収されます。選択肢の中では最もよく吸収される波長として適切です。
2.700
誤り。
700 nm は赤色から近赤外に近い波長です。500 nm 付近に比べるとヘモグロビンの吸収は小さく、最もよく吸収される波長ではありません。
3.900
誤り。
900 nm は近赤外領域です。近赤外光は生体を比較的透過しやすく、ヘモグロビンによる吸収は可視光の短波長側より弱くなります。
4.1100
誤り。
1100 nm は近赤外領域です。ヘモグロビンに最もよく吸収される波長としては不適切です。
5.1300
誤り。
1300 nm も近赤外領域で、ヘモグロビンの強い吸収を問う選択肢としては適切ではありません。生体光計測では水の吸収なども関係してきます。
覚えるポイント
- ヘモグロビンは可視光領域をよく吸収します。
- 選択肢の中では 500 nm が最もよく吸収されます。
- 700 nm 以上は赤色から近赤外領域です。
- 近赤外光は生体を比較的透過しやすい性質があります。
- 「測定に使いやすい波長」と「吸収が最も強い波長」は区別して考えます。