44AM26|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
脳機能の測定に使わないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、脳機能の測定に使われる装置を区別できるかが問われています。
脳機能の測定では、脳の電気活動、磁場変化、血流・酸素化変化などを利用します。
内視鏡装置は、体腔内や管腔内を観察する装置であり、脳機能測定には通常用いません。
解説
脳機能の測定では、神経活動そのものや、神経活動に伴う血流・酸素化の変化を調べます。
代表的な装置には次のようなものがあります。
脳波計は、頭皮上の電極で脳の電気活動を測定します。
脳磁計は、脳の神経活動に伴って生じる微弱な磁場を測定します。
MR 装置は、fMRI などにより脳活動に伴う血流変化を画像化できます。
光トポグラフィ装置、fNIRS 装置は、近赤外光を使って脳表付近の酸素化ヘモグロビンや脱酸素化ヘモグロビンの変化を測定します。
一方、内視鏡装置は、消化管、気管支、腹腔、関節腔などを観察するための装置です。脳外科で内視鏡が使われる場面はありますが、脳機能を測定する装置としては扱いません。
ひっかけポイント
「脳に関係する医療機器」ではなく、「脳機能の測定」に使うかどうかを考えます。観察装置と機能測定装置を分けて整理します。
選択肢の確認
1.脳磁計
該当します。
脳磁計は、脳の神経活動によって発生する微弱な磁場を測定します。脳機能の測定に使われる装置です。
2.脳波計
該当します。
脳波計は、頭皮上の電極から脳の電気活動を測定します。てんかん、意識状態、睡眠などの評価にも使われます。
3.MR 装置
該当します。
MR 装置は、fMRI により脳活動に伴う血流や酸素化状態の変化を画像化できます。脳機能評価に利用されます。
4.内視鏡装置
正答。該当しません。
内視鏡装置は、体内の管腔や体腔を光学的に観察する装置です。脳機能を測定する代表的な装置ではありません。
5.光トポグラフィ装置(fNIRS 装置)
該当します。
fNIRS 装置は近赤外光を用いて、脳表付近の酸素化ヘモグロビンや脱酸素化ヘモグロビンの変化を測定します。脳活動の評価に用いられます。
この問題では、脳機能の測定に使わないものを選ぶため、4が正答です。
覚えるポイント
- 脳波計は脳の電気活動を測定します。
- 脳磁計は脳活動に伴う磁場を測定します。
- fMRI は脳活動に伴う血流変化を利用します。
- fNIRS は近赤外光でヘモグロビン変化を測定します。
- 内視鏡装置は観察装置であり、脳機能測定の代表ではありません。