44AM38第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造呼吸療法・麻酔/麻酔器・手術室機器

麻酔器について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、麻酔器の構成と安全管理が問われています。

麻酔器では、余剰麻酔ガスを室内に放出しないように、余剰麻酔ガス排除装置などで適切に排気します。
医療従事者の曝露を防ぐためにも重要です。

解説

麻酔器は、酸素、空気、亜酸化窒素などの医療ガスと、揮発性麻酔薬を適切に混合し、患者へ投与する装置です。

気化器は、セボフルラン、イソフルラン、デスフルランなどの揮発性麻酔薬を気化して、一定濃度で供給するための装置です。笑気、つまり亜酸化窒素は常温では気体として供給されるため、気化器で気化する対象ではありません。

ソーダライムは、呼気中の二酸化炭素を吸収するために使用されます。窒素を吸着するものではありません。

閉鎖式麻酔回路では、呼気中の二酸化炭素を吸収したうえで、呼気ガスを再利用します。

酸素フラッシュ弁を開くと、高流量の酸素が呼吸回路へ流入します。そのため、呼吸バッグはしぼむのではなく、むしろ膨らみやすくなり、回路内圧上昇に注意が必要です。

麻酔ガスは室内に放出すると、医療従事者が吸入する可能性があります。そのため、余剰麻酔ガスは排除装置を通して安全に排気します。

ME機器管理での注意点
麻酔器では、酸素供給、気化器、二酸化炭素吸収、呼吸回路内圧、余剰麻酔ガス排除をまとめて確認します。患者安全だけでなく、医療従事者の曝露防止も重要です。

選択肢の確認

1.気化器は笑気を気化する。
誤り。
気化器は揮発性麻酔薬を気化する装置です。笑気、つまり亜酸化窒素はガスとして供給されるため、気化器で気化する対象ではありません。

2.麻酔ガスを室内に排気しない。
正しい。
余剰麻酔ガスは、室内に放出せず、余剰麻酔ガス排除装置などで適切に排気します。医療従事者の麻酔ガス曝露を防ぐために重要です。

3.ソーダライムは窒素を吸着する。
誤り。
ソーダライムは呼気中の二酸化炭素を吸収するために使います。窒素を吸着するものではありません。

4.閉鎖式では呼気ガスは再利用されない。
誤り。
閉鎖式では、二酸化炭素をソーダライムで吸収したうえで、呼気ガスを再利用します。呼気ガスを再利用しないという記述は閉鎖式の説明として不適切です。

5.酸素フラッシュ弁を開放すると呼吸バックがしぼむ。
誤り。
酸素フラッシュ弁を開くと、高流量の酸素が呼吸回路へ流入します。呼吸バッグはしぼむのではなく、膨らみやすくなります。回路内圧上昇に注意が必要です。

覚えるポイント

  • 気化器は揮発性麻酔薬を気化します。
  • 笑気は亜酸化窒素で、ガスとして供給されます。
  • ソーダライムは二酸化炭素を吸収します。
  • 閉鎖式では呼気ガスを再利用します。
  • 余剰麻酔ガスは室内に排気せず、排除装置で処理します。
  • 酸素フラッシュ弁は高流量酸素を回路へ流すため、回路内圧上昇に注意します。

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