44AM47第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用循環治療・救急/PCI・アブレーション

PCI について正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、PCI、経皮的冠動脈インターベンションの基本が問われています。

PCIでは、冠動脈狭窄や閉塞に対して、バルーン拡張やステント留置などを行います。
バルーン拡張中は冠血流が一時的に低下するため、心筋虚血を示す心電図のST変化に注意します。

解説

PCIは、Percutaneous Coronary Intervention の略で、冠動脈に対するカテーテル治療です。

通常、橈骨動脈や大腿動脈などの動脈からカテーテルを挿入し、X線透視下で冠動脈まで進めます。狭窄部ではバルーンで拡張したり、ステントを留置したりします。

冠動脈は心筋に酸素を送る血管です。バルーンを拡張すると、その間は冠動脈の血流が一時的に妨げられます。そのため、心筋虚血が起こり、心電図でST上昇やST低下などの変化が出ることがあります。

PCIでは、心電図、血圧、胸痛の有無、酸素化、造影剤使用量などを注意して観察します。

ME機器管理での注意点
PCI中は、X線透視装置、心電図モニタ、除細動器、インジェクタ、圧モニタなどが関係します。特にバルーン拡張中のST変化や不整脈は重要な監視項目です。

選択肢の確認

1.全身麻酔が必要である。
誤り。
PCIは多くの場合、局所麻酔で行われます。全身麻酔が必ず必要な治療ではありません。

2.大腿静脈からカテーテルを挿入する。
誤り。
PCIは冠動脈に対する治療なので、通常は橈骨動脈や大腿動脈などの動脈からカテーテルを挿入します。大腿静脈からの挿入ではありません。

3.X 線 CT を用いてカテーテルを誘導する。
誤り。
PCIでは、X線CTではなく、通常はX線透視を用いてカテーテルを誘導します。リアルタイムの透視画像でカテーテルやガイドワイヤの位置を確認します。

4.バルーンの拡張中は心電図の ST 変化に注意が必要である。
正しい。
バルーン拡張中は冠血流が一時的に低下し、心筋虚血が起こることがあります。虚血は心電図のST変化として現れるため、注意が必要です。

5.治療後の抗血栓療法は禁忌である。
誤り。
PCI後、特にステント留置後は血栓形成を防ぐために抗血小板薬などの抗血栓療法が重要です。禁忌ではありません。

覚えるポイント

  • PCIは冠動脈のカテーテル治療です。
  • アプローチは通常、動脈から行います。
  • カテーテル誘導にはX線透視を使います。
  • バルーン拡張中は冠血流が低下し、ST変化に注意します。
  • ステント留置後は血栓予防のため、抗血栓療法が重要です。

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