44PM1第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅰ 基礎的知識MEの基礎となる医学的知識感染・免疫・公衆衛生/予防医学・検査指標

病院のバリアフリー化に該当しないのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、病院におけるバリアフリー化の意味が問われています。

バリアフリー化とは、高齢者、障害のある人、車椅子使用者、視覚障害者、聴覚障害者、人工肛門保有者などが、施設やサービスを利用しやすいように障壁を取り除くことです。

電子カルテの導入は医療情報管理や業務効率化には関係しますが、患者の移動・案内・トイレ利用などのバリアを直接取り除くものではありません。

解説

病院のバリアフリー化では、患者や利用者が安全に、迷わず、できるだけ自立して施設を利用できるように環境を整備します。

代表的なものには、次のような対応があります。

  • 車椅子で移動しやすいスロープや段差解消
  • 視覚障害者のための点字表示
  • 音声による案内
  • 人工肛門保有者、いわゆるオストメイトに対応したトイレ
  • 手すり、広い通路、低い受付カウンターなど

一方、電子カルテは、診療記録を電子的に管理する仕組みです。診療情報の共有、記録の保存、業務効率化には大きく役立ちますが、病院利用者の物理的・情報的な障壁を取り除くバリアフリー化そのものとはいえません。

この問題では「該当しないもの」を選ぶため、1が正答です。

ひっかけポイント
電子カルテは病院の近代化や医療情報化には該当しますが、バリアフリー化とは目的が違います。バリアフリーは、患者や利用者の移動・情報取得・生活動作の障壁を減らす取り組みです。

選択肢の確認

1.電子カルテの導入
正答。該当しません。
電子カルテは診療記録を電子化し、医療情報の共有や保存を効率化する仕組みです。病院業務には重要ですが、患者の移動や案内、設備利用の障壁を直接取り除くバリアフリー化には該当しません。

2.案内板の点字併記
該当します。
点字併記は、視覚障害のある人が案内情報を得やすくするための対応です。情報へのアクセスの障壁を減らすため、バリアフリー化に該当します。

3.車椅子用スロープの設置
該当します。
スロープは、段差による移動の障壁を減らします。車椅子使用者だけでなく、歩行が不安定な人やベビーカー利用者にとっても有用なバリアフリー設備です。

4.音声ガイダンスシステムの導入
該当します。
音声ガイダンスは、視覚情報だけでは案内を得にくい人に対して、音声で情報を提供する仕組みです。案内のバリアを減らすため、バリアフリー化に該当します。

5.人工肛門保有者対応トイレの設置
該当します。
人工肛門保有者、オストメイトが排泄物処理や装具交換を行いやすい設備を備えたトイレです。患者や利用者の生活動作を支援するバリアフリー設備です。

覚えるポイント

  • バリアフリー化は、利用者の物理的・情報的・社会的な障壁を減らす取り組みです。
  • 点字表示、音声案内、スロープ、オストメイト対応トイレはバリアフリーに該当します。
  • 電子カルテは医療情報化や業務効率化の仕組みです。
  • 「病院を便利にするもの」と「患者の障壁を取り除くもの」を区別します。
  • 「該当しないのはどれか」では、目的が違う選択肢を選びます。

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