44PM4|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、血圧の基本用語が問われています。
特に重要なのは、次の区別です。
- 収縮期血圧:心臓が収縮したときの高い血圧
- 拡張期血圧:心臓が拡張したときの低い血圧
- 脈圧:収縮期血圧と拡張期血圧の差
- 平均血圧:単純平均ではなく、拡張期血圧に重みを置いて考える
解説
血圧は、心拍、血管抵抗、循環血液量、自律神経、呼吸などの影響を受けます。
脈圧は、収縮期血圧から拡張期血圧を引いた値です。
脈圧 = 収縮期血圧 - 拡張期血圧
たとえば、血圧が 120/80 mmHg なら、
脈圧 = 120 - 80 = 40 mmHg
です。
平均血圧は、単純に収縮期血圧と拡張期血圧を足して2で割る値ではありません。心周期では拡張期の時間が収縮期より長いため、平均血圧はおおよそ次のように表されます。
平均血圧 ≒ 拡張期血圧 + 脈圧 / 3
または、
平均血圧 ≒ (収縮期血圧 + 2 × 拡張期血圧) / 3
と考えます。
ひっかけポイント
平均血圧は単純平均ではありません。試験では、脈圧と平均血圧の式を混同しないようにしましょう。
選択肢の確認
1.血圧は吸気時よりも呼気時の方が低い。
誤り。
通常、吸気時には胸腔内圧の変化などにより収縮期血圧がやや低下します。呼気時の方が低いとする記述は不適切です。
2.交感神経が活発化すると血圧は低下する。
誤り。
交感神経が活発化すると、心拍数増加、心収縮力増加、血管収縮などにより、一般に血圧は上昇します。低下するわけではありません。
3.脈圧は収縮期血圧と拡張期血圧の差である。
正しい。
脈圧は、収縮期血圧から拡張期血圧を引いた値です。血圧が 120/80 mmHg なら、脈圧は40 mmHgです。
4.血圧は 1 日のなかで睡眠中が最も高い。
誤り。
血圧は日内変動しますが、通常は睡眠中に低下します。活動時や覚醒時に高くなりやすく、睡眠中が最も高いとはいえません。
5.平均血圧は(収縮期血圧+拡張期血圧)÷ 2 で表される。
誤り。
平均血圧は単純平均ではありません。一般には、平均血圧 ≒ 拡張期血圧 + 脈圧 / 3 として近似します。
覚えるポイント
- 脈圧 = 収縮期血圧 - 拡張期血圧です。
- 平均血圧は単純平均ではありません。
- 平均血圧 ≒ 拡張期血圧 + 脈圧 / 3 です。
- 交感神経が活発になると、一般に血圧は上昇します。
- 血圧は睡眠中に低下しやすいです。