44PM47第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用血液浄化/腹膜透析・透析液管理

腹膜透析に用いる透析液で誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、腹膜透析の透析液と取り扱いが問われています。

腹膜透析では、腹腔内に専用の滅菌透析液を注入し、腹膜を半透膜として利用します。
血液透析用透析液とは組成や使用方法が異なるため、同じものを用いるという記述は誤りです。

解説

腹膜透析は、患者自身の腹膜を半透膜として利用する血液浄化療法です。

腹腔内に透析液を注入し、一定時間貯留します。その間に、血液中の老廃物や余分な水分が腹膜を介して透析液側へ移動します。その後、透析液を排液して新しい透析液と交換します。

腹膜透析液は、腹腔内へ直接入るため、無菌的に取り扱う必要があります。不潔操作は腹膜炎の原因になります。

透析液は冷たいまま注入すると腹痛や不快感を生じるため、体温に近い温度へ温めて使用します。

注液や排液は、透析液バッグの高さを変え、落差を利用して行います。また、注液量と排液量を比較し、除水量や排液不良を確認します。

血液透析用の透析液は、透析装置内でダイアライザを介して血液と接するものであり、腹腔内へ注入する腹膜透析液とは異なります。

ひっかけポイント
どちらも「透析液」という名前ですが、血液透析用と腹膜透析用は同じものではありません。腹膜透析液は腹腔内へ入れるため、無菌性が特に重要です。

選択肢の確認

1.交換は無菌的に行う。
記述としては正しい。
腹膜透析ではカテーテルを介して腹腔内に透析液を入れます。細菌が入ると腹膜炎を起こすため、交換は無菌的に行います。

2.血液透析用と同じものを用いる。
正答。記述としては誤り。
腹膜透析液は腹膜透析専用の滅菌透析液を用います。血液透析用透析液とは組成や使用方法が異なるため、同じものを用いることはできません。

3.体温に近い温度が適する。
記述としては正しい。
冷たい透析液を腹腔内へ注入すると腹痛や不快感を生じやすくなります。体温に近い温度に温めて使用します。

4.落差を利用して注液・排液する。
記述としては正しい。
腹膜透析では、バッグの高さを利用した落差で注液や排液を行います。重力を使う基本的な方法です。

5.注液量と排液量を比較する。
記述としては正しい。
注液量と排液量を比較することで、除水量や排液不良の有無を確認します。体液管理に重要です。

この問題では誤っているものを選ぶため、記述として誤っている2が正答です。

覚えるポイント

  • 腹膜透析では腹膜を半透膜として利用します。
  • 腹膜透析液は専用の滅菌透析液です。
  • 交換操作は無菌的に行います。
  • 透析液は体温に近い温度が適します。
  • 注液量と排液量を比較して、除水や排液状態を確認します。

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