44PM9|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
過剰なヒスタミンはアレルギー症状の原因となる。ヒスタミンの放出を促すのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、アレルギー反応と免疫グロブリンの関係が問われています。
即時型アレルギーでは、IgEが肥満細胞や好塩基球に結合し、抗原刺激によりヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されます。
ヒスタミンの放出を促す免疫グロブリンとして重要なのは IgE です。
解説
免疫グロブリンは抗体のことで、IgA、IgD、IgE、IgG、IgM などがあります。それぞれ役割が異なります。
アレルギー症状、とくに花粉症、気管支喘息、蕁麻疹、アナフィラキシーなどの即時型アレルギーでは、IgEが重要です。
IgEは、肥満細胞や好塩基球の表面に結合します。そこへアレルゲンが結合してIgEが架橋されると、肥満細胞からヒスタミンなどが放出されます。
ヒスタミンは、血管拡張、血管透過性亢進、かゆみ、気管支収縮、粘液分泌などを引き起こし、アレルギー症状の原因となります。
ひっかけポイント
免疫グロブリンはアルファベットが似ています。アレルギーと来たら、まずIgEを思い出します。
選択肢の確認
1.IgA
誤り。
IgAは主に粘膜免疫に関与します。唾液、涙、母乳、気道や消化管の分泌液などで重要ですが、ヒスタミン放出を促す代表ではありません。
2.IgD
誤り。
IgDはB細胞表面に存在し、B細胞の成熟や活性化に関係するとされます。即時型アレルギーでヒスタミン放出を促す主役ではありません。
3.IgE
正しい。
IgEは肥満細胞や好塩基球に結合し、アレルゲン刺激によりヒスタミン放出を促します。即時型アレルギーに深く関係する免疫グロブリンです。
4.IgG
誤り。
IgGは血中に最も多い免疫グロブリンで、感染防御、胎盤通過、二次免疫応答などに関与します。ヒスタミン放出を促す即時型アレルギーの主役ではありません。
5.IgM
誤り。
IgMは感染初期に産生される免疫グロブリンとして重要です。初感染時の早期抗体として働きますが、ヒスタミン放出を促す代表ではありません。
覚えるポイント
- IgEは即時型アレルギーに関係します。
- IgEは肥満細胞や好塩基球に結合します。
- 抗原刺激でヒスタミンが放出され、アレルギー症状が起こります。
- IgAは粘膜免疫に重要です。
- IgGは血中に多く、胎盤を通過します。
- IgMは感染初期に重要です。