44PM10|第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
妊娠末期で異常値はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、妊娠末期にみられる生理的変化と、異常値の判断が問われています。
妊娠中は循環血液量が増加し、血液が希釈されるため、軽度の貧血傾向がみられることがあります。
しかし、ヘモグロビン値 7.0 g/dL は明らかに低く、異常値です。
解説
妊娠中、とくに妊娠末期には母体の循環血液量が増加し、心拍数がやや増加することがあります。心拍数80回/分は一般的な範囲内です。
白血球数も妊娠中にやや増加することがあります。7000/μLは正常範囲内として考えられます。
収縮期血圧120 mmHgも、妊娠末期において異常値とはいえません。妊娠高血圧症候群では高血圧に注意しますが、この値は高血圧ではありません。
空腹時血糖値80 mg/dLも正常範囲内です。
一方、ヘモグロビン値7.0 g/dLは高度の貧血を示す値です。妊娠中には鉄欠乏性貧血が起こりやすいものの、7.0 g/dLは生理的変化として許容される範囲を超えています。
ひっかけポイント
妊娠中は血液希釈により貧血傾向になりますが、どこまでが生理的でどこからが異常かを見分ける必要があります。Hb 7.0 g/dL は明らかに低値です。
選択肢の確認
1.心拍数 :80 回/分
異常値ではありません。
成人の安静時心拍数として一般的な範囲内です。妊娠中は心拍数がやや増加することもあり、80回/分は異常とはいえません。
2.白血球数 :7000 /μL
異常値ではありません。
白血球数7000/μLは一般的な正常範囲内です。妊娠中は白血球数が増加することもありますが、この値は異常ではありません。
3.収縮期血圧 :120 mmHg
異常値ではありません。
収縮期血圧120 mmHgは正常範囲内です。妊娠中は高血圧に注意が必要ですが、この値は高血圧ではありません。
4.空腹時血糖値 :80 mg/dL
異常値ではありません。
空腹時血糖値80 mg/dLは正常範囲内です。妊娠糖尿病では血糖値上昇が問題になりますが、この値は異常ではありません。
5.ヘモグロビン値:7.0 g/dL
正答。異常値です。
ヘモグロビン値7.0 g/dLは明らかな貧血を示す低値です。妊娠中に軽度の貧血傾向がみられることはありますが、この値は異常です。
この問題では、妊娠末期で異常値を選ぶため、5が正答です。
覚えるポイント
- 妊娠中は循環血液量が増加し、血液が希釈されやすくなります。
- 軽度の貧血傾向は起こりえます。
- ヘモグロビン値 7.0 g/dL は明らかな異常低値です。
- 心拍数80回/分、白血球数7000/μL、収縮期血圧120 mmHg、空腹時血糖80 mg/dLはこの設問では異常値ではありません。
- 妊娠末期では、貧血、妊娠高血圧、妊娠糖尿病などに注意します。