45AM4|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
神経細胞について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、神経細胞の 静止膜電位、活動電位、有髄神経、イオン分布 の基本が問われています。
神経の興奮は、ナトリウムイオンとカリウムイオンの濃度差を利用して起こります。
解説
神経細胞では、静止時に細胞内外でイオン濃度が異なります。
代表的には、ナトリウムイオンは細胞外に多く、カリウムイオンは細胞内に多い という分布です。この濃度差が、活動電位発生の基礎になります。
活動電位は「全か無かの法則」に従います。閾値を超える刺激があればほぼ一定の大きさの活動電位が発生し、刺激強度に比例して大きくなるわけではありません。
また、有髄神経では髄鞘により跳躍伝導が起こるため、無髄神経より速く興奮が伝わります。
ひっかけポイント
活動電位は刺激が強いほど大きくなるのではなく、閾値を超えると一定の大きさで発生します。
選択肢の確認
1.不応期は活動電位の発生後、数秒間続く。
誤り。
神経細胞の不応期は通常、ミリ秒程度の短い時間です。数秒間続くという表現は長すぎます。
2.興奮の伝導は有髄神経の方が無髄神経よりも遅い。
誤り。
有髄神経ではランビエ絞輪を飛び飛びに伝わる跳躍伝導が起こるため、無髄神経より伝導速度が速くなります。
3.静止膜電位とは細胞内を基準に細胞外の電位を測ったものである。
誤り。
静止膜電位は一般に、細胞外を基準にして細胞内の電位を測ったものとして扱います。神経細胞内は細胞外に対して負に帯電しています。
4.活動電位の大きさは刺激強度に比例する。
誤り。
活動電位は全か無かの法則に従います。閾値を超えればほぼ一定の大きさの活動電位が発生し、刺激強度に比例して大きくなるわけではありません。
5.静止状態での細胞外ナトリウムイオン濃度は細胞内よりも高い。
正しい。
静止時、ナトリウムイオン濃度は細胞外で高く、カリウムイオン濃度は細胞内で高い状態です。この濃度差が神経興奮の基礎になります。
覚えるポイント
- Na+ は 細胞外に多い。
- K+ は 細胞内に多い。
- 有髄神経は 跳躍伝導で速い。
- 活動電位は 全か無かの法則。
- 静止膜電位は、細胞内が細胞外に対して負になる。