46PM5|第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
Ⅰ 基礎的知識MEの基礎となる医学的知識神経・感覚・筋/神経細胞・中枢神経
神経細胞の活動電位で誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、神経細胞の活動電位におけるイオンの移動が問われています。
脱分極ではナトリウムイオンが細胞内へ流入し、再分極ではカリウムイオンが細胞外へ流出します。
解説
神経細胞の活動電位は、膜電位が閾値を超えることで発生します。
流れは次のように整理できます。
- 静止膜電位では細胞内が相対的に負
- 閾値以上の刺激で電位依存性Naチャネルが開く
- Na+が細胞内へ流入し、脱分極が起こる
- 続いてK+が細胞外へ流出し、再分極が起こる
- 活動電位直後には不応期があり、すぐには次の活動電位が起こりにくい
活動電位は、刺激の強さが閾値を超えれば一定の大きさで発生します。これを全か無かの法則といいます。
ひっかけポイント
脱分極は Na+の「流入」、再分極は K+の「流出」です。イオンの種類だけでなく、移動方向もセットで覚えます。
選択肢の確認
1.活動電位は「全か無かの法則」に従う。
記述としては正しい。
活動電位は閾値に達すると一定の大きさで発生します。閾値未満では発生せず、閾値以上では基本的に同じ大きさになります。
2.閾値以上の刺激が加わると活動電位が発生する。
記述としては正しい。
膜電位が閾値に達すると電位依存性Naチャネルが開き、活動電位が発生します。
3.ナトリウムイオンが細胞外へ流出して脱分極が発生する。
正答。記述としては誤り。
脱分極は、ナトリウムイオンが細胞外へ流出するのではなく、細胞内へ流入することで起こります。細胞内が急速に正の方向へ変化します。
4.活動電位発生の直後に不応期が存在する。
記述としては正しい。
活動電位直後にはNaチャネルが一時的に不活性化し、不応期が生じます。これにより活動電位の一方向性伝導にも関係します。
5.カリウムイオンが細胞外へ流出して再分極が発生する。
記述としては正しい。
再分極ではK+チャネルが開き、カリウムイオンが細胞外へ流出します。その結果、膜電位は再び負の方向へ戻ります。
覚えるポイント
- 活動電位は全か無かの法則に従います。
- 脱分極は Na+の細胞内流入で起こります。
- 再分極は K+の細胞外流出で起こります。
- 活動電位直後には不応期があります。