45PM36第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造体外循環・補助循環/人工心肺

人工心肺装置のガス交換膜として使用されるのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、人工心肺装置の人工肺で用いられるガス交換膜の材料が問われています。

人工心肺では、血液に酸素を取り込み、二酸化炭素を除去するために膜型人工肺が使われます。
このガス交換膜の代表的な材料として、ポリプロピレンが用いられます。

解説

人工心肺装置は、心臓手術中などに心臓と肺の働きを一時的に代行する装置です。
その中で人工肺は、血液とガスを薄い膜で隔て、膜を介して酸素と二酸化炭素を移動させます。

膜型人工肺では、血液とガスが直接混ざらないようにしながら、次のガス交換を行います。

  • 酸素:ガス側から血液側へ移動する。
  • 二酸化炭素:血液側からガス側へ移動する。

このガス交換膜として、疎水性でガス透過性をもつポリプロピレンが代表的に用いられます。
中空糸膜として使われ、広い膜面積を確保しながら効率よくガス交換を行います。

ME機器管理での注意点
人工心肺では、人工肺のガス交換能、血液流量、ガス流量、圧、気泡、抗凝固、温度管理を総合的に確認します。
材料名だけでなく、人工肺が「酸素化」と「二酸化炭素除去」を行うことを理解しておきます。

選択肢の確認

1.セロファン
誤り。
セロファンは、透析膜として歴史的に使われた材料として関連します。人工心肺装置のガス交換膜の代表的材料として問われるものではありません。

2.ポリ塩化ビニル
誤り。
ポリ塩化ビニルは、医療用チューブや回路材料として用いられることがあります。しかし、人工肺のガス交換膜としての代表的材料ではありません。

3.ポリプロピレン
正しい。
ポリプロピレンは、膜型人工肺のガス交換膜として用いられる代表的な材料です。血液とガスを膜で隔てながら、酸素と二酸化炭素の交換を行います。

4.ポリカーボネート
誤り。
ポリカーボネートは、透明性や強度を生かして医療機器の部品やハウジングなどに用いられることがあります。人工肺のガス交換膜としての代表的材料ではありません。

5.ポリスルフォン
誤り。
ポリスルフォンは、血液透析用のダイアライザ膜などでよくみられる材料です。人工心肺装置のガス交換膜として本問で問われている代表的材料はポリプロピレンです。

覚えるポイント

  • 人工心肺装置の人工肺は、血液の酸素化二酸化炭素除去を行う。
  • 膜型人工肺では、血液とガスを膜で隔ててガス交換する。
  • ガス交換膜の代表的材料はポリプロピレンである。
  • ポリスルフォンは透析膜、ポリ塩化ビニルはチューブ材料として整理する。
  • 人工心肺では、流量、圧、酸素化、抗凝固、気泡、温度管理を確認する。

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