45AM37第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識原理・構造体外循環・補助循環/人工心肺

人工心肺回路の血液の経路として正しいのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、人工心肺回路における血液の流れ を正しい順序で理解しているかが問われています。

基本的な流れは、次の順です。

脱血カニューレ → 貯血槽 → 血液ポンプ → 膜型人工肺 → 動脈フィルタ → 送血カニューレ

人工心肺では、患者から脱血した静脈血を体外で酸素化し、動脈側へ戻します。

解説

人工心肺回路では、まず患者の静脈側から血液を体外へ取り出します。これが 脱血 です。

脱血された血液は、いったん 貯血槽 に入ります。貯血槽は、脱血量の変動を吸収し、回路内の血液量を安定させる役割を持ちます。

次に、血液ポンプ によって血液を送り出します。ポンプは体外循環の流量を作る重要な部分です。

その後、血液は 膜型人工肺 を通ります。膜型人工肺では、血液に酸素を加え、二酸化炭素を除去します。

酸素化された血液は、送血前に 動脈フィルタ を通ります。動脈フィルタは、気泡や微小な異物が患者へ送られることを防ぐ目的で用いられます。

最後に、送血カニューレ から患者の動脈側へ血液を戻します。

図で見るポイント
正しい選択肢では、「貯血槽」の次に「血液ポンプ」があり、その次に「膜型人工肺」、さらに「動脈フィルタ」、最後に「送血カニューレ」と並びます。
図選択肢では、血液ポンプと膜型人工肺の順番、動脈フィルタの位置を特に確認します。

ME機器管理での注意点
人工心肺では、流量、圧、酸素化、抗凝固、気泡、温度、回路接続を総合的に管理します。
回路の順序を理解しておくと、圧モニタやアラームの意味も判断しやすくなります。

選択肢の確認

1.
図選択肢です。
誤り。
図では、脱血カニューレ → 貯血槽 → 膜型人工肺 → 血液ポンプ → 動脈フィルタ → 送血カニューレの順になっています。膜型人工肺の後に血液ポンプが置かれており、標準的な人工心肺回路の血液経路としては不適切です。基本は、貯血槽の後に血液ポンプ、その後に膜型人工肺です。

2.
図選択肢です。
誤り。
図では、脱血カニューレ → 血液ポンプ → 貯血槽 → 膜型人工肺 → 動脈フィルタ → 送血カニューレの順になっています。脱血後すぐに血液ポンプへ入る配置になっており、貯血槽の位置が不適切です。脱血血液はまず貯血槽に集め、そこから血液ポンプで送るのが基本です。

3.
図選択肢です。
誤り。
図では、脱血カニューレ → 貯血槽 → 動脈フィルタ → 膜型人工肺 → 血液ポンプ → 送血カニューレの順になっています。動脈フィルタが膜型人工肺や血液ポンプより前に置かれており、さらに血液ポンプが膜型人工肺の後にあります。動脈フィルタは、酸素化後の送血前に置くのが基本です。

4.
図選択肢です。
誤り。
図では、脱血カニューレ → 血液ポンプ → 膜型人工肺 → 貯血槽 → 動脈フィルタ → 送血カニューレの順になっています。貯血槽が膜型人工肺の後に置かれており、脱血後の血液を最初に受ける位置ではありません。貯血槽は脱血直後に血液を受け、血液ポンプへ安定して供給する役割があります。

5.
図選択肢です。
正しい。
図では、脱血カニューレ → 貯血槽 → 血液ポンプ → 膜型人工肺 → 動脈フィルタ → 送血カニューレの順になっています。これは人工心肺回路の基本的な血液経路です。脱血した血液を貯血槽に集め、血液ポンプで送り、膜型人工肺で酸素化し、動脈フィルタを通して送血カニューレから患者へ戻します。

覚えるポイント

  • 人工心肺の基本経路は 脱血カニューレ → 貯血槽 → 血液ポンプ → 膜型人工肺 → 動脈フィルタ → 送血カニューレ
  • 貯血槽 は脱血血液を受けて流量変動を吸収する。
  • 血液ポンプ は体外循環の流量を作る。
  • 膜型人工肺 は酸素化と二酸化炭素除去を行う。
  • 動脈フィルタ は送血前の気泡や微小異物を捕捉する。
  • 図選択肢では、血液ポンプ、膜型人工肺、動脈フィルタの順番を重点的に見る。
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