45PM53|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
医用テレメータから放射される電波の強度を測定するのに用いるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、医用テレメータから放射される電波の強度を測定する測定器を選びます。
医用テレメータは、患者の心電図などの生体情報を無線で送信する装置です。
無線通信では、送信電波の強度、周波数、不要な電波、混信の有無を確認することが重要です。
電波の強度や周波数成分を確認する代表的な測定器は、スペクトラムアナライザです。
解説
スペクトラムアナライザは、信号を周波数ごとに分けて表示する測定器です。
横軸に周波数、縦軸に信号の強さを表示し、どの周波数にどの程度の信号があるかを確認できます。
医用テレメータでは、送信機から放射される電波が適切な周波数帯で送信されているか、また電波強度が十分かを確認する必要があります。
また、他の機器との混信や不要な電波成分の確認にもスペクトラムアナライザが役立ちます。
医用テレメータに関連して、第2種MEでは次の点が重要です。
- 送信機、受信アンテナ、受信機で構成される。
- 電波により心電図などを無線伝送する。
- 混信や受信不良が起こると、波形欠落や誤表示の原因になる。
- チャネル管理、アンテナ配置、電波環境の確認が必要である。
ひっかけポイント
周波数だけを測るなら周波数カウンタも関係します。
しかし、この問題は「電波の強度」を問うています。
周波数ごとの信号強度を確認できるスペクトラムアナライザを選びます。
ME機器管理での注意点
医用テレメータでは、送信機の電池、電極接続、チャネル設定、受信アンテナ、混信、電波の届きにくい場所を確認します。
電波管理が不十分だと、患者監視の遅れや波形の見落としにつながります。
選択肢の確認
1.ファンクションジェネレータ
誤り。
ファンクションジェネレータは、正弦波、矩形波、三角波などの試験信号を発生させる装置です。信号を作るための機器であり、医用テレメータから放射される電波の強度を測定する装置ではありません。
2.スペクトラムアナライザ
正しい。
スペクトラムアナライザは、周波数ごとの信号強度を測定・表示する装置です。医用テレメータから放射される電波の強度や周波数成分、混信の有無を確認するために用います。
3.インピーダンスメータ
誤り。
インピーダンスメータは、抵抗、容量、インダクタンスなどを含む交流回路のインピーダンスを測定する装置です。電極接触や回路部品の評価に関連することはありますが、放射電波の強度測定には用いません。
4.周波数カウンタ
誤り。
周波数カウンタは、信号の周波数を測定する装置です。周波数の確認には有用ですが、周波数ごとの電波強度やスペクトル分布を確認する目的では、スペクトラムアナライザが適しています。
5.クランプメータ
誤り。
クランプメータは、電線をはさんで電流を測定する装置です。主に商用電源回路などの電流測定に用いられます。医用テレメータから放射される電波の強度を測定する装置ではありません。
覚えるポイント
- 医用テレメータは、生体情報を無線で送信する患者監視装置である。
- 電波の強度や周波数成分の確認にはスペクトラムアナライザを用いる。
- ファンクションジェネレータは信号を発生させる装置である。
- 周波数カウンタは周波数測定に用いるが、電波強度の分布確認には不十分である。
- 医用テレメータでは、混信、チャネル設定、アンテナ配置、送信機電池を確認する。