46AM49第46回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用循環治療・救急/除細動器・AED

手動式除細動器による除細動の操作で適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、医用治療機器手動式除細動器を安全かつ適切に使う操作が問われています。感電防止・熱傷防止・引火防止など、安全管理の知識がポイントです。

解説

除細動器は、心臓に強い電気ショックを与えて、致死的不整脈(心室細動など)を止める装置です。大きなエネルギーを扱うため、操作には安全上の注意が多くあります。

正しい操作のポイント:

  • 通電電極には**専用の通電用ペースト(除細動用ゼリー)**を塗る。超音波検査用ゼリーは不適切。
  • 心室細動には、心電図のR波に合わせない非同期通電を行う。R波同期は心室細動以外の不整脈に用いるため、心室細動でR波同期をONにすると通電できないことがある。
  • 通電の瞬間は、術者・介助者を含め誰も患者や金属に触れないようにする。介助者が患者を押さえてはいけない。
  • 除細動時には放電による火花が出ることがあり、酸素は引火・火災の危険があるため、通電時は酸素吸入を一時中断し、酸素を患者周囲から遠ざける。
  • 湿布薬や貼付薬の上からは通電しない(熱傷や効率低下の原因になる)。

選択肢4の「通電時に酸素の吸入を一時中断した」は、引火・火災を防ぐための適切な操作です。

安全管理上のポイント
除細動は高エネルギーを扱います。「専用ペースト」「心室細動は非同期」「誰も触れない」「酸素を遠ざける」を必ずセットで押さえます。

選択肢の確認

1.通電電極に超音波検査用ゼリーを塗布して使用した。
誤り。
通電には専用の通電用ペーストを使います。超音波検査用ゼリーは導電性などが不適切で、熱傷や通電効率低下の原因になります。

2.心室細動除去の際にR波同期スイッチをONにした。
誤り。
心室細動にはR波がはっきりせず、非同期通電を行います。R波同期をONにすると通電できないことがあり不適切です。

3.患者が動かないように介助者におさえてもらった。
誤り。
通電時に患者に触れると介助者が感電します。通電の瞬間は誰も患者に触れないようにします。

4.通電時に酸素の吸入を一時中断した。
正しい。
放電の火花による引火・火災を防ぐため、通電時は酸素吸入を一時中断し、酸素を患者周囲から遠ざけます。適切な操作です。

5.湿布薬の上から通電した。
誤り。
湿布薬や貼付薬の上からの通電は、熱傷や通電効率低下の原因になります。貼付物は取り除いてから通電します。

覚えるポイント

  • 通電には専用の通電用ペーストを使う(超音波用ゼリーは不可)。
  • 心室細動は非同期通電(R波同期はONにしない)。
  • 通電時は誰も患者・金属に触れない
  • 引火防止のため通電時は酸素を一時中断・遠ざける。貼付薬の上から通電しない。

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