44AM45第44回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識操作・運用循環治療・救急/除細動器・AED

AED で正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、AEDの基本操作電極パッドの貼付位置が問われています。

AEDは心電図を自動解析し、除細動が必要かどうかを装置が判断します。
電極パッドは、一般に右前胸部左側胸部に貼ります。

解説

AEDは、自動体外式除細動器です。心室細動や無脈性心室頻拍など、除細動が必要な波形を装置が解析し、必要な場合に音声や表示で通電を指示します。

操作者は、電源を入れる、電極パッドを貼る、患者から離れる、通電ボタンを押すなどの手順を行いますが、除細動の必要性そのものはAEDが解析します。

電極パッドの標準的な貼付位置は、次の2か所です。

  • 右前胸部、右鎖骨の下付近
  • 左側胸部、左乳頭の外側からやや下方

この位置に貼ることで、電流が心臓を通過しやすくなります。

ペースメーカ装着患者にもAEDは使用できます。ただし、植込み部位の直上を避けてパッドを貼ります。

未就学児では小児用パッドや小児用モードが望ましいですが、ない場合には小学生〜大人用電極パッドを使用することがあります。禁忌と考えて除細動を遅らせてはいけません。

安全管理上のポイント
AED使用時は、解析中や通電時に患者へ触れないことが重要です。また、胸が濡れている場合は拭く、貼付薬があれば除去する、植込み機器の真上を避けるなど、パッド貼付部位を安全に整えます。

選択肢の確認

1.除細動の必要性は操作者が判断する。
誤り。
AEDは心電図を自動解析し、除細動が必要かどうかを装置が判断します。操作者はAEDの指示に従って安全確認と通電操作を行います。

2.ペースメーカ装着患者には使用できない。
誤り。
ペースメーカ装着患者にもAEDは使用できます。ただし、植込み部位のふくらみの真上を避けて電極パッドを貼ります。

3.「小学生〜大人用電極パッド」の使用は未就学児には禁忌である。
誤り。
未就学児には小児用パッドや小児用モードが望ましいですが、使用できない場合には小学生〜大人用電極パッドを用いることがあります。禁忌として除細動を行わないのは不適切です。

4.電極パッドを貼る前に胸部全体にペーストを塗る。
誤り。
AEDの電極パッドは粘着性のゲルを備えており、胸部全体にペーストを塗る必要はありません。余分なペーストは電流の流れを不適切にするおそれがあります。

5.電極パッドは右前胸部と左側胸部に貼る。
正しい。
AEDの電極パッドは、一般に右前胸部と左側胸部に貼ります。この配置により、除細動電流が心臓を通過しやすくなります。

覚えるポイント

  • AEDは心電図を自動解析します。
  • 除細動の必要性は操作者ではなくAEDが判断します。
  • 電極パッドは右前胸部と左側胸部に貼ります。
  • ペースメーカ装着患者にも使用できますが、植込み部位の直上は避けます。
  • 小児用パッドがない場合、大人用パッドを使用して除細動を遅らせないことが重要です。

関連問題

44AM4444AM46
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)