第19回・2017年

19PM038|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解5

正答

5

この問題のポイント

線スペクトルは離散した周波数成分をもつ周期音に対応する。極めて短い過渡音は時間的に局在するため広い周波数帯域へエネルギーが連続的に分布し、線スペクトルとはならない。

解説

純音は一つの正弦波が反復する最も単純な周期音で、一つの周波数線をもつ。調波複合音は基本周波数の整数倍成分からなり、波形全体が基本周期で繰り返すので周期音である。周期音には繰り返し周期Tの逆数として基本周波数f0=1/Tを定義できる。白色雑音は理想的には単位周波数帯域当たりのパワーが一定で、非周期的なランダム波形である。インパルスのような過渡音は短いほど広帯域となり、フーリエスペクトルは連続的に広がる。

選択肢の確認

1.純音は周期音:正しい。正弦波が一定周期で繰り返される。
2.調波複合音は周期音:正しい。整数倍成分が共通の基本周期を作る。
3.白色雑音は非周期音:正しい。規則的に反復しないランダム信号である。
4.周期音には基本周波数が定義:正しい。波形の最短反復周期の逆数で求める。
5.過渡音は線スペクトルをもつ:誤り。短時間信号は広帯域の連続スペクトルを示す。

覚えるポイント

時間と周波数には逆の広がりがある。長く反復する周期音=離散線、短い過渡音=広い連続スペクトルである。

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