19PM041|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
環境音は単なる背景ではなく、車の接近、警報、物の落下、火災などを知らせ、周囲の状況を把握して危険を早期に回避するための重要な聴覚情報である。
解説
騒音は物理的な音圧だけで一律に決まらず、聞き手、時刻、活動、意味などにより「望ましくない音」として評価される。音脈は聴覚情景分析において時間的に連続する一つの音源として知覚される系列を指し、一音を構成する正弦波成分とは違う。複数音源が同時に鳴っても、周波数構成、開始時刻、空間位置などの手がかりにより別々の音源として分離できる。聴覚を完全に遮断すると警告音や人の呼びかけを失い、かえって不安と危険を増す場合がある。
選択肢の確認
1.85dBを超えなければ騒音と感じない:誤り。騒音感は音圧だけでなく意味や状況にも左右される。
2.音脈は一音を構成する正弦波成分:誤り。時間を通じて同一音源としてまとまる知覚系列である。
3.複数音源が同時なら一つの音に聞こえる:誤り。聴覚系は手がかりから音源を分離できる。
4.不安防止には音を遮断するのが効果的:誤り。環境情報を失うと状況把握が難しくなる。
5.環境音は危険をいち早く察知する情報:正しい。視野外や夜間でも警告手がかりを与える。
覚えるポイント
環境音の機能は、状況認知・安全確保・音源定位・生活の見通し。単なる騒音として扱わない。