19PM042第19回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語学

当て字(漢字の表音的使用)はどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

当て字のうち漢字の表音的使用とは、字の本来の意味ではなく音を借りて語の読みを表すことをいう。「部屋」の「部」は通常の音読み「ブ」ではなく、音価を利用して「へ」を表す用法として扱われる。

解説

漢字と和語の対応には、漢字の意味を手がかりに語全体へ訓を当てる熟字訓と、漢字の音を借りる表音的な当て字がある。田舎「いなか」、海女「あま」、雪崩「なだれ」、土産「みやげ」は、各漢字を一字ずつ通常の音で読むのではなく、語全体と意味上結び付いた特殊な読みとして扱われる。部屋「へや」は歴史的な語形成を含むが、この設問の分類では「部」の字音を変形した「へ」による表音的使用が焦点となる。字面の意味だけでなく、音を借りたかを判定する。

選択肢の確認

1.田舎:誤り。「いなか」は二字の通常の字音を順に借りた表音的使用ではなく、特殊な熟字訓である。
2.海女:誤り。「あま」は海で働く女性という語義に二字を対応させた熟字訓である。
3.雪崩:誤り。「なだれ」は現象の意味に漢字を当てた読みで、各字の表音使用ではない。
4.部屋:正しい。「部」を「へ」と読ませる部分が漢字の音を利用した当て字とされる。
5.土産:誤り。「みやげ」は語全体の意味に対する特殊な読みで、表音的な一字対応ではない。

覚えるポイント

表音的当て字=意味を離れて音を借りる、熟字訓=熟語全体の意味に和語の読みを当てる、と区別する。

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