21AM047第21回 言語聴覚士国家試験 過去問

言語発達学

CDS(子供に向けられた発話)の特徴で誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

子ども向け発話(CDS)は成人向けより平均声高が高いが、高いまま単調なのではなく、広いピッチ範囲と誇張された抑揚を示す。

解説

CDSは乳幼児の注意を引き、ことばの区切りや意味を分かりやすくするよう調整された発話である。一般にゆっくりしたテンポ、短く文法的に簡単な文、語句の反復、現在の場面や子どもの関心に沿った意味的制約をもつ。音響的には平均基本周波数が高いだけでなく、上昇・下降を大きく使う誇張されたイントネーションと広い声域が特徴である。したがって『声の高さが高いままである』という固定的・単調な表現は不適切で、変化の大きさが重要となる。

選択肢の確認

1.「声の高さが高いままである。」:声の高さが高いまま固定されるのではなく、平均は高くても抑揚とピッチ変動が大きいため、この記述が誤りである。
2.「文法的簡単化をする。」:文法的簡単化により短い文、単純な構文、明確な語順を用い、子どもが構造を捉えやすくする。
3.「ゆっくりとしたテンポで話す。」:ゆっくりしたテンポと長めの休止は音節・語・節の境界を目立たせ、処理を助ける。
4.「語や節を繰り返す。」:重要な語や節を繰り返すことは注意を維持し、音形と意味の対応を学ぶ機会を増やす。
5.「意味的な制約がある。」:目の前の物や共同注意の対象など、子どもが理解しやすい意味範囲へ話題を制約する傾向がある。

覚えるポイント

CDSは高めの平均F0+広い抑揚、遅いテンポ、短い文、反復、今ここに沿う意味。『高いまま』ではない。

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