22PM040|第22回 言語聴覚士国家試験 過去問
成人男性共通語(東京方言)話者が、4モーラからなる無意味語を発した際の広帯域サウンドスペクトグラムを示す。対応するのはどれか。【別図あり】

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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
広帯域図では子音の閉鎖・摩擦と母音フォルマントを時間順に読みます。破裂―母音、鼻音―母音、強い摩擦―母音、はじき音―母音の並びが「タミスレ」です。
解説
第1区間は短い閉鎖・破裂の後、F1が高くF2が中域の/a/が続き、/ta/に合います。第2区間の開始には低周波の鼻音マーマーと高域減衰があり、その後/i/の低いF1・高いF2が現れるため/mi/です。第3区間は高周波まで広がる長い無周期性摩擦雑音の後に/u/が続き、/su/に対応します。第4区間はごく短い舌接触による途切れを挟んで/e/が現れ、/re/です。したがって/ta-mi-su-re/です。コニツエなら第1母音/o/と語末母音単独、サリクメなら語頭摩擦、トミルネなら第1母音/o/、ダミシテなら有声開始と/shi/・/te/が図と異なります。
選択肢の確認
1.「タミスレ」は破裂/t/、鼻音/m/、摩擦/s/、はじき/r/と各母音の図示順に合うため正答です。
2.「コニツエ」は第1母音/o/、第3の破擦/ts/、第4母音単独という特徴が一致しません。
3.「サリクメ」なら語頭に長い/s/摩擦雑音が必要ですが、図は短い破裂開始です。
4.「トミルネ」は第1母音/o/と第3子音/r/・第4/n/が図の並びと異なります。
5.「ダミシテ」は語頭有声破裂、硬口蓋摩擦/shi/、語末/t/閉鎖を要し、図と一致しません。
覚えるポイント
広帯域図は「破裂=瞬間、摩擦=高域雑音、鼻音=低域マーマー、はじき=短い閉鎖」。次に母音F1・F2を確認します。