23AM036|第23回 言語聴覚士国家試験 過去問
国際音声記号(IPA)[ɔ]の特徴はどれか。 a.半広 b.半狭 c.前舌 d.中舌 e.後舌
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
IPA [ɔ] は、舌の高さが半広(open-mid)、舌の前後位置が後舌の円唇母音である。aとeが正しい。
解説
基本母音図では縦軸が舌の高さ、横軸が舌の前後位置を示す。[ɔ]は[o]より舌が低く、[ɑ]ほど開かない半広母音で、舌の最高点は口腔後方にある後舌母音である。通常は口唇を丸めて発音する。半狭後舌円唇母音は[o]、半広前舌非円唇母音は[ɛ]などである。記号の形だけでなく、母音四辺形の座標として『半広・後舌・円唇』を再現すると、a/eの組合せを確実に選べる。
選択肢の確認
1.「a,b」:a,bは[ɔ]が半広である点は正しいが、同時に半狭ではないため両方にはならない。
2.「a,e」:a,eの半広と後舌が[ɔ]の舌位置を正しく表す。加えて円唇性をもつ。
3.「b,c」:b,cの半狭・前舌は[o]や[e]側の特徴で、[ɔ]とは高さ・前後位置が異なる。
4.「c,d」:c,dの前舌・中舌はいずれも[ɔ]の後舌性と合わない。
5.「d,e」:d,eは後舌は正しいが、中舌と後舌を同時には選べない。
覚えるポイント
[ɔ]=半広・後舌・円唇、[o]=半狭・後舌・円唇。[ɛ]との前後差も母音図で確認する。