28PM036第28回 言語聴覚士国家試験 過去問

音声学

語形成の際に後部要素先頭子音の構音位置と構音方法の両方が変化しているのはどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

複合語形成時の連濁などで、後部要素の語頭子音がどの音からどの音へ変わるかを、調音位置と調音方法の二軸で比較する。

解説

「落ち葉」は「落ち」+「葉」で、後部要素「は」/ha/の語頭/h/が連濁して「ば」/ba/になる。/h/は声門摩擦音、/b/は両唇破裂音なので、有声性だけでなく調音位置が声門から両唇へ、調音方法が摩擦から破裂へ変化する。ほかの語では促音化・連濁・撥音同化などは起きても、後部要素先頭で位置と方法がともに変わるという条件を同時に満たさない。

選択肢の確認

1.「落ち葉(おちば)」:正しい。葉/ha/の/h/から/b/へ、声門→両唇、摩擦→破裂の両方が変化する。
2.「青畳(あおたたみ)」:誤り。後部要素「たたみ」の先頭/t/は基本的に保たれる。
3.「学校(がっこう)」:誤り。「学」末の促音化はあるが、後部「校」の/k/の調音位置・方法を両方変えない。
4.「馬鹿力(ばかぢから)」:誤り。連濁で有声化しても、本問のような位置・方法双方の変更にはならない。
5.「真ん中(まんなか)」:誤り。撥音が後続/n/に同化しても、後部先頭子音の位置・方法双方の変化ではない。

覚えるポイント

連濁を有声化だけと考えず、/h/系列は歴史・音声的に/b/となると位置と方法も変わる点に注意する。

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