第19回・2017年
19PM035|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
[s]の説明として適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解2
正答
2
この問題のポイント
[s]は歯茎付近に狭めを作り、肺からの呼気を連続的に通して摩擦雑音を生じる無声歯茎摩擦音である。完全な閉鎖を作らないため持続可能な継続音である。
解説
摩擦音では調音器官の間に狭い隙間を保ち、その隙間を通る気流が乱流となる。[s]は舌端・舌端に近い前舌部と歯茎付近で狭めを作る。破裂音のような口腔内の完全閉鎖と急激な開放はなく、呼気が続く限り摩擦を維持できる。声道の中央を気流が通る阻害音であり、母音・鼻音・接近音のように周期的な共鳴成分を主体とする共鳴音ではない。通常の日本語[s]は肺からの呼気を使い、吸着音や放出音のような非肺気流音でもない。
選択肢の確認
1.閉鎖を伴う:誤り。[s]は完全閉鎖でなく狭めを保つ摩擦音である。
2.持続性がある:正しい。呼気と狭めを維持すれば摩擦雑音を引き伸ばせる。
3.共鳴音である:誤り。[s]は乱流雑音を作る阻害音に分類される。
4.非肺気流音である:誤り。日本語の[s]は肺からの呼気を動力源とする肺気流音である。
5.後舌面で作られる:誤り。歯茎付近に舌端・前舌部で狭めを作る。
覚えるポイント
[s]=無声・歯茎・摩擦音。摩擦音は「狭め、乱流、持続可能」の三点で破裂音と区別する。
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