Y2020M04Q19|2020年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置を使用する場合の外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離放射線障害防止規則に違反しているものはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。装置外側の1 cm線量当量率が20 μSv/h以下となる遮蔽構造の装置には、放射線装置室外設置の例外があります。
解説
電離放射線障害防止規則第10条から第18条が根拠です。放射線装置室の専用、室外使用時の立入禁止、20 μSv/h以下の遮蔽装置の例外、管電圧150 kVを境とする警報、透視時の定格管電流2倍での回路開放などを個別に判断します。
選択肢の確認
1.装置の外側における外部放射線による1cm 線量当量率が20μSv/h を超えないように遮へいされた構造のエックス線装置を、放射線装置室以外の室に設置している。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 装置外側の1 cm線量当量率が20 μSv/h以下となる遮蔽構造の装置には、放射線装置室外設置の例外があります。
2.工業用のエックス線装置を設置した放射線装置室内で、磁気探傷法や超音波探傷法による非破壊検査も行っている。
判定:正答(法令に違反している措置)。 放射線装置室は原則として放射線装置の使用目的に専用させます。磁気探傷や超音波探傷を同室で常態的に行う運用は、専用室の要件に合いません。
3.管電圧130kV のエックス線装置を放射線装置室に設置して使用するとき、装置に電力が供給されている旨を関係者に周知させる措置として、手動の表示灯を用いている。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 放射線装置室で管電圧130 kVの装置を用いる場合は150 kV以下なので、手動表示灯による電力供給の周知が認められます。
4.特定エックス線装置を使用して作業を行うとき、照射筒又はしぼりを用いると装置の使用の目的が妨げられるので、どちらも用いていない。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 照射筒は照射口に取り付け、利用線束の方向を限定して周囲への漏えい・散乱線を抑えます。
5.工業用の特定エックス線装置について、エックス線管に流れる電流が定格管電流の2 倍に達したとき、直ちに、エックス線管回路が開放位になるように自動装置を設定して、透視の作業を行っている。
判定:正答ではない(法令に違反していない措置)。 身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。
覚えるポイント
放射線装置室で管電圧130 kVの装置を用いる場合は150 kV以下なので、手動表示灯による電力供給の周知が認められます。照射筒は照射口に取り付け、利用線束の方向を限定して周囲への漏えい・散乱線を抑えます。磁気探傷や超音波探傷を同室で常態的に行う運用は、専用室の要件に合いません。