Y2022M04Q16|2022年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線装置室内でエックス線の照射中に、遮へい物が破損し、かつ、直ちに照射を停止することが困難である事故が発生し、事故によって受ける実効線量が15mSv を超えるおそれのある区域が生じた。このとき講じた次のA からD の措置について、労働安全衛生関係法令上、正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 当該区域を標識によって明示した。 B 放射線業務従事者を除き、労働者の当該区域への立入りを禁止した。 C 事故が発生したとき、速やかに、その旨を所轄労働基準監督署長に報告した。 D 事故が発生したとき当該区域内にいた労働者については、事故によって受ける実効線量が15mSv を超えるおそれのない者を除き、速やかに、医師の診察又は処置を受けさせた。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
15 mSvを超えるおそれのある事故区域は、標識で境界を明示して誤立入りを防ぐ必要があります。事故区域へ入れるのは緊急作業従事者等の必要者に限られます。
解説
Aは正しいです。当該区域を標識によって明示したという条件では、15 mSvを超えるおそれのある事故区域は、標識で境界を明示して誤立入りを防ぐ必要があります。
Bは誤りです。放射線業務従事者を除き、労働者の当該区域への立入りを禁止したという条件では、事故区域へ入れるのは緊急作業従事者等の必要者に限られます。放射線業務従事者全員を禁止対象から除く扱いはできません。
Cは正しいです。事故が発生したとき、速やかに、その旨を所轄労働基準監督署長に報告したという条件では、照射を直ちに止められない遮蔽破損事故が発生したときは、その旨を速やかに所轄監督署長へ報告します。
Dは誤りです。事故が発生したとき当該区域内にいた労働者については、事故によって受ける実効線量が15mSv を超えるおそれのない者を除き、速やかに、医師の診察又は処置を受けさせたという条件では、事故区域にいた、又は被ばくしたおそれのある労働者には速やかな診察・処置が必要です。通常限度超過者だけに絞れません。
選択肢の確認
1.A,B
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Bを採用した点が誤りです。事故区域へ入れるのは緊急作業従事者等の必要者に限られます。放射線業務従事者全員を禁止対象から除く扱いはできません。Cを外した点も誤りです。照射を直ちに止められない遮蔽破損事故が発生したときは、その旨を速やかに所轄監督署長へ報告します。
2.A,C
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 Aは15 mSvを超えるおそれのある事故区域は、標識で境界を明示して誤立入りを防ぐ必要があります。また、Cは照射を直ちに止められない遮蔽破損事故が発生したときは、その旨を速やかに所轄監督署長へ報告します。
3.B,C
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Bを採用した点が誤りです。事故区域へ入れるのは緊急作業従事者等の必要者に限られます。放射線業務従事者全員を禁止対象から除く扱いはできません。Aを外した点も誤りです。15 mSvを超えるおそれのある事故区域は、標識で境界を明示して誤立入りを防ぐ必要があります。
4.B,D
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Bを採用した点が誤りです。事故区域へ入れるのは緊急作業従事者等の必要者に限られます。放射線業務従事者全員を禁止対象から除く扱いはできません。Dを採用した点が誤りです。事故区域にいた、又は被ばくしたおそれのある労働者には速やかな診察・処置が必要です。通常限度超過者だけに絞れません。Aを外した点も誤りです。15 mSvを超えるおそれのある事故区域は、標識で境界を明示して誤立入りを防ぐ必要があります。Cを外した点も誤りです。照射を直ちに止められない遮蔽破損事故が発生したときは、その旨を速やかに所轄監督署長へ報告します。
5.C,D
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Dを採用した点が誤りです。事故区域にいた、又は被ばくしたおそれのある労働者には速やかな診察・処置が必要です。通常限度超過者だけに絞れません。Aを外した点も誤りです。15 mSvを超えるおそれのある事故区域は、標識で境界を明示して誤立入りを防ぐ必要があります。
覚えるポイント
事故区域にいた、又は被ばくしたおそれのある労働者には速やかな診察・処置が必要です。照射を直ちに止められない遮蔽破損事故が発生したときは、その旨を速やかに所轄監督署長へ報告します。