Y2022M04Q17|2022年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置を用いて放射線業務を行う作業場の作業環境測定に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、正しいものはどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
通常は1 cm線量当量率又は1 cm線量当量を測定し、70 µm量が1 cm量の10倍を超えるおそれがある場所では70 µm量も測ります。個々の作業環境測定結果について、測定の都度監督署長へ報告する規定はありません。
解説
電離放射線障害防止規則第53条から第55条により、管理区域は原則1か月以内ごとに測定します。装置を固定し、使用方法と遮蔽物の位置が一定な場合等は6か月以内ごとです。原則1 cm線量当量率又は1 cm線量当量を測定し、結果等を5年間保存します。
選択肢の確認
1.測定は、1cm 線量当量率又は1cm 線量当量について行うものとするが、70µm 線量当量率が1cm 線量当量率の10 倍を超えるおそれがある場所又は70µm 線量当量が1cm 線量当量の 10 倍を超えるおそれのある場所においては、それぞれ70µm 線量当量率又は70µm 線量当量について、行わなければならない。
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 通常は1 cm線量当量率又は1 cm線量当量を測定し、70 µm量が1 cm量の10倍を超えるおそれがある場所では70 µm量も測ります。
2.線量当量率又は線量当量は、いかなる場合も、放射線測定器を用いて測定することが必要であり、計算によって算出してはならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 測定器による測定が著しく困難なら、電離則は計算による線量当量率又は線量当量の算出を明文で認めています。「いかなる場合も」とするのが誤りです。
3.測定を行ったときは、測定日時、測定方法及び測定結果のほか、測定を実施した者の氏名及びその有する資格について、記録しなければならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 作業環境測定記録には実施者の氏名を残しますが、保有資格は法定記録事項に列挙されていません。氏名に資格まで付加した点が不適切です。
4.測定を行ったときは、測定日時、測定方法、測定結果等法定の事項を記録し、30 年間保存しなければならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 作業環境測定の日時・箇所・方法・結果・措置概要等は5年間保存します。30年間は個人線量等の別記録と混同した期間です。
5.測定を行ったときは、その結果を所轄労働基準監督署長に報告しなければならない。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 個々の作業環境測定結果について、測定の都度監督署長へ報告する規定はありません。記録を5年間保存します。
覚えるポイント
作業環境測定記録には実施者の氏名を残しますが、保有資格は法定記録事項に列挙されていません。作業環境測定の日時・箇所・方法・結果・措置概要等は5年間保存します。30年間は個人線量等の別記録と混同した期間です。