Y2022M10Q14|2022年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置を用いて放射線業務を行う場合の外部放射線の防護に関する次の措置のうち、電離放射線障害防止規則に違反していないものはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。放射線装置室外へ設置できる遮蔽構造の例外値は、装置外側の1 cm線量当量率20 µSv/h以下です。
解説
放射線装置室外設置の遮蔽構造例外は装置外側20 µSv/h以下で、30 µSv/hでは不足します。装置室は原則専用、150 kV超の室内装置は自動警報、身体が内部へ入るおそれのある透視は定格管電流2倍以上で回路を開放します。一方、特定X線装置の使用目的が妨げられる場合は照射筒又はしぼりの使用義務に例外があるため、それらを用いない措置は違反に当たりません。
選択肢の確認
1.エックス線装置は、その外側における外部放射線による1cm 線量当量率が30µSv/h を超えないように遮へいされた構造のものを除き、放射線装置室に設置している。
判定:正答ではない(法令に違反する措置)。 放射線装置室外へ設置できる遮蔽構造の例外値は、装置外側の1 cm線量当量率20 µSv/h以下です。30 µSv/hでは基準を満たしません。
2.工業用のエックス線装置を設置した放射線装置室内で、磁気探傷法や超音波探傷法による非破壊検査も行っている。
判定:正答ではない(法令に違反する措置)。 放射線装置室は原則として放射線装置の使用目的に専用させます。磁気探傷や超音波探傷を同室で常態的に行う運用は、専用室の要件に合いません。
3.管電圧200kV のエックス線装置を放射線装置室に設置して使用するとき、装置に電力が供給されている旨を関係者に周知させる措置として、手動の表示灯を用いている。
判定:正答ではない(法令に違反する措置)。 放射線装置室で管電圧200 kVの装置を使用する場合は150 kVを超えるため、電力供給を自動警報装置で周知します。
4.特定エックス線装置を用いて作業を行うとき、照射筒又はしぼりを用いると装置の使用の目的が妨げられるので、どちらも使用していない。
判定:正答(法令に違反しない措置)。 電離放射線障害防止規則第10条第1項ただし書により、照射筒又はしぼりを使用すると特定X線装置の使用の目的が妨げられる場合は、使用義務の例外です。目的阻害を理由に両方を用いない措置は違反しません。
5.照射中に労働者の身体の一部がその内部に入るおそれのある工業用の特定エックス線装置を用いて透視を行うときは、エックス線管に流れる電流が定格管電流の2.5 倍に達したときに、直ちに、エックス線回路を開放位にする自動装置を設けている。
判定:正答ではない(法令に違反する措置)。 身体の一部が内部へ入るおそれのある透視では、定格管電流の2倍以上で直ちにX線管回路を開放する自動装置が必要です。
覚えるポイント
電離放射線障害防止規則第10条第1項ただし書により、照射筒又はしぼりを使用すると特定X線装置の使用の目的が妨げられる場合は、使用義務の例外です。30 µSv/hでは基準を満たしません。