Y2022M10Q212022年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識放射線量・単位

放射線に関連した量とその単位の組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。物理量の定義と単位を対で判定します。1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。 1 eVは電子1個が1 Vの電位差で得る1.602×10⁻¹⁹ Jのエネルギーです。

解説

LETは dE/dl で、代表単位は keV/μm(またはJ/m)です。eVだけでは単なるエネルギーなので、組合せ(3)が誤りです。粒子フルエンスは単位面積を通過する粒子数、線減弱係数は減弱指数 μx を無次元にする逆長さです。

選択肢の確認

1.吸収線量 ……………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。吸収線量の単位はGy=J/kgです。吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。

2.カーマ ………………… Gy
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。カーマも単位質量当たりエネルギーなのでGyです。

3.LET …………………… eV
× 判定:正答(誤っている記述)。LETの単位はeVではなく、keV/μmなどのエネルギー毎長さです。

4.線減弱係数 …………… m⁻¹
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。線減弱係数 μ は m⁻¹などの逆長さで表します。 線減弱係数μは指数部μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。

5.粒子フルエンス ……… m⁻²
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。粒子フルエンスは粒子数/面積なので次元はm⁻²です。

覚えるポイント

Gyは物質に関するエネルギー/質量、Svは防護上の加重を含む線量、と整理します。吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。 線減弱係数μは指数部μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。

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