Y2022M10Q222022年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識電離箱・比例計数管・GM計数管

放射線検出器とそれに関係の深い事項との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

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正解: 5

正答

(5)

この問題のポイント

電離箱は飽和電離電流、比例計数管は気体増幅と波高比例、GM管は全放電、半導体は空乏層の電子・正孔対、シンチレーション検出器は蛍光を利用します。電離箱は飽和領域で一次イオン対をほぼ全て収集し、平均電離電流から線量率を求めます。 OSL線量計は、照射で捕獲されたキャリアを光刺激で解放して生じる輝尽性蛍光を利用します。

解説

シンチレーション検出器は放射線入射直後の発光を光電子増倍管などで電気パルスへ変換します。グロー曲線は熱ルミネセンス線量計(TLD)の加熱発光に固有の用語なので、(5)の組合せが誤りです。

選択肢の確認

1.電離箱 ……………………………… 飽和領域
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。電離箱は印加電圧特性の飽和領域(電離箱領域)で一次イオン対を収集します。

2.光刺激ルミネセンス線量計 ……… 輝尽性蛍光
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。OSL線量計は光刺激による輝尽性蛍光を読み取ります。

3.GM 計数管 ………………………… 消滅ガス
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。GM計数管では持続放電を止めるため消滅ガスを用います。

4.半導体検出器 ……………………… 空乏層
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。逆バイアスした半導体の空乏層が放射線による電子・正孔対を集めます。

5.シンチレーション検出器 ………… グロー曲線
× 判定:正答(誤っている記述)。グロー曲線はTLDの発光強度―温度曲線です。 シンチレーション検出器は付与エネルギーを発光へ変換し、光電子増倍管又は光センサで電気信号にします。

覚えるポイント

電離箱=飽和領域、比例管=気体増幅、GM=プラトー、半導体=空乏層、シンチレータ=蛍光と対応させます。電離箱は再結合が十分抑えられ、生成イオン対をほぼ全て収集できる飽和領域の印加電圧で使用します。

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