Y2024M04Q212024年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の測定に関する知識放射線量・単位

放射線の量に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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正解: 4

正答

(4)

この問題のポイント

吸収線量とカーマはともにJ/kg(Gy)ですが定義が異なり、等価線量と実効線量は放射線・組織の加重を行ってSvで表します。物理量の定義と単位を対で判定します。1 Gyは1 J/kgであり、吸収線量とカーマは同じ単位でもエネルギー付与の定義が異なります。 粒子フルエンスの単位はm⁻²で、エネルギーフルエンスにはJ·m⁻²を用います。

解説

吸収線量とカーマはエネルギー授受を表す物理量です。等価線量・実効線量は放射線影響の評価を目的とする防護量です。人体内の防護量を直接測ることはできないため、モニタリングには1 cm、3 mm、70 μm線量当量などの実用量を用います。したがって(4)が誤りです。

選択肢の確認

1.吸収線量は、物理量である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。吸収線量は単位質量当たりの付与エネルギーを表す物理量です。

2.カーマは、物理量である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。カーマも単位質量当たりの移転エネルギーという物理量です。

3.1cm 線量当量は、実用量である。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。1 cm線量当量は実効線量評価に用いる実用量です。

4.等価線量は、実用量である。
× 判定:正答(誤っている記述)。等価線量は実用量ではなく防護量です。 線減弱係数μは指数部μxを無次元にするため、長さの逆数m⁻¹で表します。

5.放射線に関する量は、その目的に応じて異なった量が定義されており、物理量、防護量及び実用量の三つの量に大別される。
○ 判定:正答ではない(記述は正しい)。量は目的により物理量・防護量・実用量へ大別されます。

覚えるポイント

Gyは物質に関するエネルギー/質量、Svは防護上の加重を含む線量、と整理します。吸収線量Dは物質へ実際に付与されたエネルギーを質量で割る量で、1 Gy=1 J/kgです。 等価線量は放射線加重係数、実効線量はさらに組織加重係数を用い、いずれもSvで表します。

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