2024年10月公表

Y2024M10Q5|2024年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

単一エネルギーの細いエックス線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

解答・解説を見る

正解5

正答

(5)

この問題のポイント

同じ光子エネルギーでは高密度・高原子番号の鉛の減弱が大きく、鉄で同じ1/2減弱を得るには一般により厚い半価層が必要です。半価層は線質と物質の線減弱係数で決まり、線形範囲では入射線量率を変えても変わりません。

解説

細い単一エネルギー線束はI=I₀e⁻μxです。連続X線では物体を通ると低エネルギー成分が優先的に除かれ、最高強度位置は高エネルギー側へ移って平均減弱係数は小さくなります。

同じ光子エネルギーでは高密度・高原子番号の鉛の減弱が大きく、鉄で同じ1/2減弱を得るには一般により厚い半価層が必要です。

選択肢の確認

1.鉄の半価層は、鉛の半価層より大きい。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 同じ光子エネルギーでは高密度・高原子番号の鉛の減弱が大きく、鉄で同じ1/2減弱を得るには一般により厚い半価層が必要です。

2.半価層の値は、エックス線の線量率が高くなっても変化しない。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 半価層は線質と物質の線減弱係数で決まり、線形範囲では入射線量率を変えても変わりません。

3.軟エックス線の場合は、硬エックス線の場合より、半価層の値が小さい。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 軟X線は低エネルギーで減弱係数が大きいため、硬X線より半価層が小さくなります。

4.エネルギーが1MeV 程度までのエックス線に対する鉄の半価層の値は、エックス線のエネルギーが高くなるほど大きくなる。
判定:正答ではない(正しい記述・組合せ)。 鉄ではおおむね1 MeV程度まで、光子エネルギーが高いほど減弱係数が小さくなり、半価層は大きくなります。

5.1/10 価層H(cm)と半価層h(cm)との間には、次の関係がある。H=(logₑ2/logₑ10)h
判定:正答(誤っている記述・組合せ)。 H=ln10/μ、h=ln2/μなのでH=(ln10/ln2)h≈3.32hです。比を逆にしたH=(ln2/ln10)hではありません。

覚えるポイント

H=ln10/μ、h=ln2/μなのでH=(ln10/ln2)h≈3.32hです。比を逆にしたH=(ln2/ln10)hではありません。軟X線は低エネルギーで減弱係数が大きいため、硬X線より半価層が小さくなります。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する(medixmatch2025@gmail.com)までお知らせください。確認して修正します。

解いた記録を残して、苦手な問題をもう一度。

学習アプリなら、この問題の解答記録・メモ・暗記カード化を使えます。