Y2025M10Q27|2025年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のA からD の記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 外部被ばくによる実効線量は、法令に基づき放射線測定器を装着した各部位の1cm 線量当量及び70µm 線量当量を用いて算定する。 B 皮膚の等価線量は、エックス線については70µm 線量当量により算定する。 C 眼の水晶体の等価線量は、放射線の種類及びエネルギーに応じて、1cm 線量当量、3mm 線量当量又は70µm 線量当量のうちいずれか適切なものにより算定する。 D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における70µm 線量当量により算定する。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
誤りは、実効線量に70 μmも用いるとする説明と、妊婦の腹部表面に70 μmを用いる説明です。正しくはどちらも1 cm線量当量で、皮膚は70 μm、水晶体は1 cm・3 mm・70 μmから適切な量を選びます。
解説
誤っている記述は「A,D」です。
A:誤り。外部被ばく実効線量は1 cm線量当量を用いて算定します。70 μm線量当量も使うとする部分は、皮膚の等価線量と混同した誤りです。
B:正しい。エックス線による皮膚の等価線量は、浅部組織の被ばくを代表する70 μm線量当量で算定するため正しい記述です。
C:正しい。水晶体の等価線量は線質に応じて1 cm、3 mm、70 μm線量当量のうち適切な量で算定します。現行制度の記述と一致します。
D:誤り。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で算定します。70 μmとする部分は皮膚用量の取り違えです。
選択肢の確認
1.A,B
○ 判定:正答ではない(誤っている記述の組合せとして正しい集合ではない)。Bは組合せに入れられません。エックス線による皮膚の等価線量は、浅部組織の被ばくを代表する70 μm線量当量で算定するため正しい記述です。 Dは組合せに必要です。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で算定します。70 μmとする部分は皮膚用量の取り違えです。
2.A,C
○ 判定:正答ではない(誤っている記述の組合せとして正しい集合ではない)。Cは組合せに入れられません。水晶体の等価線量は線質に応じて1 cm、3 mm、70 μm線量当量のうち適切な量で算定します。現行制度の記述と一致します。 Dは組合せに必要です。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で算定します。70 μmとする部分は皮膚用量の取り違えです。
3.A,D
× 判定:正答(誤っている記述の組合せ)。Aは誤った記述です。外部被ばく実効線量は1 cm線量当量を用いて算定します。70 μm線量当量も使うとする部分は、皮膚の等価線量と混同した誤りです。 Dは誤った記述です。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で算定します。70 μmとする部分は皮膚用量の取り違えです。
4.B,C
○ 判定:正答ではない(誤っている記述の組合せとして正しい集合ではない)。Bは組合せに入れられません。エックス線による皮膚の等価線量は、浅部組織の被ばくを代表する70 μm線量当量で算定するため正しい記述です。 Cは組合せに入れられません。水晶体の等価線量は線質に応じて1 cm、3 mm、70 μm線量当量のうち適切な量で算定します。現行制度の記述と一致します。 Aは組合せに必要です。外部被ばく実効線量は1 cm線量当量を用いて算定します。70 μm線量当量も使うとする部分は、皮膚の等価線量と混同した誤りです。 Dは組合せに必要です。妊娠中の女性の腹部表面は、腹・大腿部の1 cm線量当量で算定します。70 μmとする部分は皮膚用量の取り違えです。
5.B,D
○ 判定:正答ではない(誤っている記述の組合せとして正しい集合ではない)。Bは組合せに入れられません。エックス線による皮膚の等価線量は、浅部組織の被ばくを代表する70 μm線量当量で算定するため正しい記述です。 Aは組合せに必要です。外部被ばく実効線量は1 cm線量当量を用いて算定します。70 μm線量当量も使うとする部分は、皮膚の等価線量と混同した誤りです。
覚えるポイント
「誤っているものの組合せ」では、個々の算定規則を先に固定してから誤記だけを拾います。深部用1 cm、皮膚用70 μm、水晶体用3 mmの役割を混同しません。