Y2025M10Q26|2025年10月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
蛍光ガラス線量計に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。 銀活性リン酸塩ガラスにできた蛍光中心を紫外線で励起して読む現象はラジオフォトルミネセンスです。
解説
TLDは加熱、RPLDは紫外線、OSLDは光刺激で蓄積情報を発光として読み出します。PD型と半導体式ポケット線量計は携帯中に直読できますが、受動型線量計には専用読取器が必要です。
フェーディングは照射後の時間経過で蓄積信号が減少し、読取値が低下する現象です。指針のゆらぎとは異なります。
選択肢の確認
1.放射線により生成された蛍光中心が紫外線の照射によって発光する、輝尽性蛍光という現象を利用した線量計である。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。銀活性リン酸塩ガラスにできた蛍光中心を紫外線で励起して読む現象はラジオフォトルミネセンスです。輝尽性蛍光はOSL線量計の読出し原理なので、現象名が誤りです。
2.読み取り装置で線量を読み取ることによって蛍光中心が消えてしまうため、再度読み取ることはできない。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。RPLDは紫外線で読み取っても蛍光中心が残るため、同じ蓄積線量を繰り返し読み取れます。読出しで情報が消えるTLDと反対の特徴です。
3.線量計の素子間の感度のばらつきが少なく、また、フェーディングは極めて小さい。
○ 判定:正答(記述は正しい)。ガラス素子は均質性が高く個体差が比較的小さいうえ、生成した蛍光中心が安定しているので、時間経過によるフェーディングが極めて小さいという記述は正しいです。
4.測定可能な線量の範囲は、熱ルミネセンス線量計より広く、0.1µSv~100Sv 程度である。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。0.1 µSv~100 Sv程度は本試験でTLDの代表的な測定範囲として扱う範囲です。RPLDの上限はおおむね10 Sv程度で、TLDより広いとする比較は誤りです。
5.素子は、光学的アニーリングにより、再度使用することができる。
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。RPLDの素子を再使用するには、蓄積した履歴を高温の熱アニーリングで消去します。光学的ブリーチはOSLD側の消去法なので、処理方法が誤りです。
覚えるポイント
TLD=熱、RPLD=紫外線、OSLD=光刺激、PD/半導体ポケット=直読、と対応させます。フェーディングは照射後の時間経過で蓄積信号が減少し、読取値が低下する現象です。指針のゆらぎとは異なります。