Y2026M04Q27|2026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のA からD の記述について、正しいものの全ての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 外部被ばくによる実効線量は、法令に基づき放射線測定器を装着した各部位の1cm 線量当量及び70μm 線量当量を用いて算定する。 B 皮膚の等価線量は、エックス線については70μm 線量当量により算定する。 C 眼の水晶体の等価線量は、放射線の種類及びエネルギーに応じて、1cm 線量当量、3mm 線量当量又は70μm 線量当量のうちいずれか適切なものにより算定する。 D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における70μm 線量当量により算定する。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
外部被ばくの実効線量は通常1 cm線量当量、皮膚は70 μm線量当量で評価します。水晶体は線質に応じて1 cm、3 mmまたは70 μm線量当量から適切な量を選び、妊娠中の腹部表面は1 cm線量当量で管理します。
解説
条件を満たす記述は「B,C」です。
A:誤り。外部被ばくの実効線量評価には、通常1 cm線量当量を実用量として用います。
B:正しい。エックス線による皮膚等価線量は表面近くを表す70 μm線量当量で算定します。皮膚の等価線量評価には70 μm線量当量を用い、深部線量を表す1 cm線量当量とは区別します。
C:正しい。水晶体は放射線の種類・エネルギーに応じ、1 cm、3 mm又は70 μm線量当量のうち適切な量で評価します。
D:誤り。妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部の1 cm線量当量で算定します。妊娠中の腹部表面で管理する等価線量には1 cm線量当量を用います。
選択肢の確認
1.A,B,C
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。B・Cは正しいですが、Aが誤りです。 外部被ばくの実効線量評価には、通常1 cm線量当量を実用量として用います。
2.A,C,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Cは正しい一方、AとDが誤りです。 皮膚の等価線量評価には70 μm線量当量を用い、深部線量を表す1 cm線量当量とは区別します。
3.A,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。A・Dはいずれも用いる線量当量を取り違えています。
4.B,C
○ 判定:正答(記述は正しい)。Bの皮膚は浅部線量を代表する70 μm線量当量で評価します。Cの水晶体は線質に応じて1 cm、3 mm、70 μm線量当量から適切な量を選ぶため、BとCの組合せが正しいです。
5.B,D
× 判定:正答ではない(記述は誤り)。Bは正しいですが、Dの腹部表面は70 μmではなく1 cm線量当量です。
覚えるポイント
線量当量の深さ10 mmは深部組織、0.07 mmは皮膚の浅い層、3 mmは水晶体のモニタリングに関連します。人体内の実効線量を直接測る代わりに、定義された実用量を用います。