Y2026M04Q72026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識発生原理・エックス線管

図のように、エックス線装置を用い、厚さ20mm の鋼板に管電圧100kV でエックス線を垂直に照射したとき、照射野の中心から2m の距離にある図のA 点からD 点における散乱線の空気カーマ率の大きさに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 ただし、鋼板からの散乱線以外の影響は考えないものとし、また、照射条件は一定とする。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

前方側では30°のDが60°のCより大きいため、Cの空気カーマ率がDより大きいとするのは逆です。後方側Aは鋼板を20 mmから30 mmへ厚くすると散乱寄与が増すため、減少するという向きが逆です。

解説

散乱線は照射野を絞る、被照射体から距離を取る、遮蔽を置くことで低減できます。図表問題では同じ距離で角度と材質の一条件だけを変えて比較します。

同じ20 mmで鋼からアルミニウムへ替えると、図の後方側Aの散乱線空気カーマ率は増加する条件です。

選択肢の確認

1.A 点における空気カーマ率は、鋼板を同じ厚さのアルミニウム板に替えると増加する。
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 同じ20 mmで鋼からアルミニウムへ替えると、図の後方側Aの散乱線空気カーマ率は増加する条件です。

2.A 点における空気カーマ率は、鋼板の厚さを30mm に替えると減少する。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 後方側Aは鋼板を20 mmから30 mmへ厚くすると散乱寄与が増すため、減少するという向きが逆です。

3.B 点における空気カーマ率は、A 点における空気カーマ率より大きい。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 後方散乱のAは150°、Bは120°で、この図の条件ではAの空気カーマ率がBを上回ります。

4.C 点における空気カーマ率は、D 点における空気カーマ率より大きい。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 前方側では30°のDが60°のCより大きいため、Cの空気カーマ率がDより大きいとするのは逆です。

5.D 点における空気カーマ率は、鋼板の厚さを10mm に替えると減少する。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 前方側Dは鋼板を20 mmから10 mmへ薄くすると増加する条件であり、減少するとする記述は反対です。

覚えるポイント

前方側Dは鋼板を20 mmから10 mmへ薄くすると増加する条件であり、減少するとする記述は反対です。後方散乱のAは150°、Bは120°で、この図の条件ではAの空気カーマ率がBを上回ります。

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