32AM62|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

臨床医学各論

急性心筋梗塞で上昇する血液検査項目として最も適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、急性心筋梗塞で上昇する血液検査項目を選びます。

心筋細胞が壊死すると、心筋細胞内の酵素や蛋白が血中へ漏れ出します。選択肢の中ではASTが心筋梗塞で上昇し得ます。

解説

急性心筋梗塞では、冠動脈の閉塞により心筋が虚血・壊死を起こします。壊死した心筋細胞から酵素や蛋白が血中へ出るため、血液検査で異常値を示します。

現在、心筋梗塞の診断で特に重要なのは心筋トロポニンやCK-MBですが、選択肢には含まれていません。この中ではASTが最も適切です。

ASTは肝臓だけでなく、心筋や骨格筋にも存在します。急性心筋梗塞ではASTが上昇することがあります。

γ-GTP、ALP、ALTは主に肝胆道系の評価で用いられます。ALTは肝細胞障害に比較的特異性が高く、心筋梗塞の項目としてはASTの方が適切です。

ひっかけポイント
ASTは肝臓だけでなく心筋にも含まれます。心筋梗塞の検査では、現在はトロポニンが重要ですが、選択肢内ではASTを選びます。

選択肢の確認

1.γ-GTP
誤り。
γ-GTPは胆道系酵素で、飲酒や胆汁うっ滞などで上昇しやすい項目です。急性心筋梗塞で上昇する検査項目としては不適切です。

2.ALP
誤り。
ALPは胆道系疾患や骨代謝異常などで上昇します。急性心筋梗塞の血液検査項目としては適切ではありません。

3.ALT
誤り。
ALTは主に肝細胞障害で上昇します。心筋梗塞でも肝うっ血などで変化することはありますが、選択肢の中ではASTがより適切です。

4.AST
正しい。
ASTは心筋にも存在する酵素で、心筋細胞障害により上昇することがあります。選択肢の中で急性心筋梗塞に最も適切です。

覚えるポイント

  • 急性心筋梗塞では心筋細胞が壊死します。
  • 心筋障害では心筋トロポニン、CK-MB、ASTなどが関連します。
  • 選択肢の中ではASTが急性心筋梗塞で上昇する項目です。
  • γ-GTP、ALP、ALTは主に肝胆道系で考えます。

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