32AM77|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
リハビリテーション医学脳卒中・神経リハブルンストローム・痙縮・脊髄損傷・脳性麻痺
脊髄損傷で下肢に比べて上肢の障害が重度なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、頸髄損傷の型と障害されやすい部位を確認します。
中心性頸髄損傷では、下肢より上肢の運動障害が強く出やすいことが特徴です。
解説
中心性頸髄損傷は、頸髄の中心部が強く障害される病態です。頸椎症や脊柱管狭窄がある高齢者が転倒などで頸部を過伸展した場合に起こることがあります。
脊髄内では、上肢に関係する線維が内側寄りにあるため、中心部が障害されると上肢の障害が下肢より重くなります。
横断型頸髄損傷では障害高位以下に広範な麻痺が生じます。前脊髄動脈症候群では運動麻痺と温痛覚障害が中心です。ブラウンセカール症候群は脊髄半側障害による特徴的な左右差を示します。
ひっかけポイント
上肢の障害が下肢より重い頸髄損傷は中心性頸髄損傷です。
選択肢の確認
1.横断型頸髄損傷
誤り。
横断型頸髄損傷では損傷レベル以下の運動・感覚障害が広く出ます。上肢だけが下肢より重い特徴とは異なります。
2.中心性頸髄損傷
正しい。
中心性頸髄損傷では頸髄中心部が障害され、下肢より上肢の障害が重度になりやすいです。
3.前脊髄動脈症候群
誤り。
前脊髄動脈症候群では前索・側索が障害され、運動麻痺と温痛覚障害が中心になります。上肢優位障害の代表ではありません。
4.ブラウンセカール症候群
誤り。
ブラウンセカール症候群は脊髄半側損傷で、同側運動麻痺・深部感覚障害と反対側温痛覚障害を示します。上肢優位障害とは異なります。
覚えるポイント
- 中心性頸髄損傷では上肢障害が下肢より重いです。
- 高齢者の頸部過伸展外傷で起こることがあります。
- 前脊髄動脈症候群では運動麻痺と温痛覚障害が中心です。
- ブラウンセカール症候群は脊髄半側障害です。