32PM134|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論運動器・神経障害の施術顔面筋・RA母指・過活動膀胱・頸神経根・胸郭出口・ドケルバン・腰神経根・正中神経
次の文で示す症例の施術対象となる神経根で最も適切なのはどれか。「26歳の男性。3か月前から左腰下肢の痛みを自覚するようになった。左のアキレス腱反射減弱と足部外縁から足底にかけての感覚鈍麻を認める。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、腰下肢痛における神経根障害を、腱反射と感覚障害の分布から判断します。
アキレス腱反射減弱は、S1神経根障害を考える重要所見です。
解説
腰椎椎間板ヘルニアなどで神経根が圧迫されると、痛み、しびれ、筋力低下、腱反射低下が神経根の支配領域に沿って出現します。
本症例では、左アキレス腱反射の減弱と、足部外縁から足底にかけての感覚鈍麻があります。これらはS1神経根障害に一致します。
L4では膝蓋腱反射低下、L5では母趾背屈力低下や足背の感覚障害が重要です。L3は大腿前面の症状や膝伸展に関係します。
ひっかけポイント
腰椎神経根障害では、L4は膝蓋腱反射、S1はアキレス腱反射と覚えます。
選択肢の確認
1.L3
誤り。
L3神経根障害では大腿前面の痛みや感覚障害、膝伸展力低下などを考えます。アキレス腱反射減弱とは合いません。
2.L4
誤り。
L4神経根障害では膝蓋腱反射の低下や下腿内側の感覚障害を考えます。足部外縁から足底の感覚鈍麻とは異なります。
3.L5
誤り。
L5神経根障害では足背から母趾周辺の感覚障害や母趾背屈力低下が重要です。アキレス腱反射減弱を主所見とする本症例ではS1が適切です。
4.S1
正しい。
S1神経根障害ではアキレス腱反射減弱、足部外縁から足底の感覚障害、足関節底屈力低下などがみられます。設問に一致します。
覚えるポイント
- S1神経根障害ではアキレス腱反射が減弱します。
- S1では足外側から足底の感覚障害を考えます。
- L4では膝蓋腱反射、L5では母趾背屈を確認します。
- 神経根障害は感覚、筋力、腱反射をセットで判断します。