32PM148|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
東洋医学臨床論弁証論治・要穴治療難経六十九難・心火・絡穴・足陽明病証・十二刺・痰湿・胃熱・湿熱・腎陽虚
次の文で示す病証に対する十二刺として最も適切なのはどれか。「45歳の男性。仕事のストレスでのぼせ感が続く。最近はイライラして気持ちがたかぶり眠れない日が多くなっている。舌尖は紅、脈は数で有力を認める。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、病証と十二刺の適応を対応させます。
のぼせ、いらいら、不眠、舌尖紅、数で有力な脈から、熱が上にこもる実熱の病証を考えます。
解説
十二刺のうち輸刺は、熱を除く目的で用いられる刺法として整理されます。
この症例では、仕事のストレスをきっかけに、のぼせ、いらいら、不眠がみられます。舌尖が紅く、脈は数で有力です。これは心火や実熱が上部に亢進している状態を示します。
したがって、熱を取り除く治療として十二刺を選ぶ場合、輸刺が最も適切です。
斉刺は痛痹などの深い痛みに、陰刺は寒厥などに、揚刺は広い範囲の浅い病変や寒気が広がるような場合に用いると整理します。
ひっかけポイント
舌尖紅、数脈、有力、いらいら、不眠がある場合は実熱を考えます。熱に対する十二刺では輸刺を押さえます。
選択肢の確認
1.輸刺
正しい。
輸刺は熱を除く目的で用いられる十二刺です。のぼせ、いらいら、不眠、舌尖紅、数で有力な脈を示す本症例に適しています。
2.陰刺
誤り。
陰刺は寒に関係する病証で用いられる刺法として整理されます。本症例は熱所見が中心です。
3.斉刺
誤り。
斉刺は痛む部位の中央と左右に刺す方法で、痛痹などに用いられます。本症例の実熱病証に対する最も適切な刺法ではありません。
4.揚刺
誤り。
揚刺は病変部を広く浅く刺す方法として整理されます。熱を除く目的の本症例では輸刺が適切です。
覚えるポイント
- 実熱では舌紅、脈数有力、のぼせ、いらいらがみられます。
- 輸刺は熱を除く十二刺として覚えます。
- 斉刺は痛痹、陰刺は寒証、揚刺は広い浅部病変で整理します。
- 十二刺は名称、刺し方、適応をセットで覚えます。