33PM126|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
経絡経穴概論奇穴・小児灸・安全取穴中風七穴・小児斜差の灸・肺損傷・臓器損傷
臓器損傷を避けるため、刺鍼の際に最も注意すべき経穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
経穴の局所解剖から、深部臓器や大血管を損傷しやすい部位を選ぶ問題です。天突は胸骨上窩にあり、深部に気管、血管、胸膜などが存在します。
解説
天突は任脈に属し、前頸部の胸骨上窩中央に位置します。深部には気管があり、周囲には腕頭静脈・腕頭動脈などの大血管、胸膜頂や肺尖も近接するため、不適切な方向や深さの刺鍼は重大な臓器損傷を起こし得ます。
前頸部への刺鍼は高度な解剖知識と安全手技を要し、国家試験では天突を高危険部位として認識します。
選択肢の確認
1.天泉:誤り。天泉は上腕内側にあり、神経・血管には注意しますが、胸腹部臓器を直接損傷する危険は比較的小さいです。
2.天井:誤り。天井は肘後面にあり、局所の神経・血管への注意が中心です。
3.天宗:誤り。天宗は肩甲骨上にあり、肩甲骨が深部への防壁となります。ただし肩甲骨外縁方向への深刺には注意します。
4.天突:正しい。天突は前頸部で気管、大血管、胸膜などが近く、臓器損傷予防上最も注意すべきであるため正しいです。
覚えるポイント
- 天突は胸骨上窩中央。
- 深部には気管と大血管、近傍には胸膜頂・肺尖がある。
- 前頸部への不適切な深刺は重大事故につながる。